ポルノグラフィティ、Perfumeら出演 『Amuse Fes』限定コラボ企画を振り返る

Perfumeら出演『Amuse Fes』レポ

 そして、Perfume、藤原さくら、Rihwa、佐々木萌(エドガー・サリヴァン)の女性陣が披露した「勝手にシンドバッド」。原曲のセクシーな雰囲気を生かしながらも、それぞれの歌声が楽曲をより華やかなものに変えていた。本番直前、急遽取り入れたという”腰つき”を表現した振り付けも見られたほか、WEAVER・杉本が声質を考えて振り分けたという組み合わせで普段は3人で歌うPerfumeが藤原やRihwaとのパフォーマンスを楽しんでいたのも印象的だった。

(C) 上山陽介

 今回のイベントでは、『雨男晴女』というサブタイトル通り“雨チーム”、“晴チーム”に分かれて対決していたのだが(結果は晴チームの勝利)、WEAVERは「BLUE」、辻村有記は「Ame Dance」、高橋優は「虹」、ポルノグラフィティは「サボテン」「天気職人」、Perfumeは「宝石の雨」……とそれぞれ天気を意識した楽曲を入れ、通常のフェスとは異なるコンセプチュアルなセットリストになっていたことも記しておきたい。最後には出演者全員がステージに集まり、イベントのテーマソングである「それを強さと呼びたい」を歌唱。初出演となったエドガー・サリヴァンやフレデリックも交えての合唱を通じ、バラエティ豊かなボーカルが揃っていることを改めて感じるパフォーマンスとなった。

 つま恋で行われていた頃からイベントに何度か足を運んでいた筆者としては、コラボパフォーマンスや全員で歌唱する「それを強さと呼びたい」がさらなる進化を遂げていた様子に、感慨深い思いを抱いた。『Amuse Fes』は先輩後輩問わずアーティスト間の“絆”を深め、アーティスト同士の仲睦まじい様子を楽しめる貴重なイベントと言えるだろう。

(文=村上夏菜/メイン写真=(C) 上山陽介)

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