『SKE48単独コンサート~サカエファン入学式~』
SKE48、4年振りのたまアリでファンと交わした誓い 松井珠理奈「20年経っても続いていく!」
AKB48初の姉妹グループとして2008年に登場したSKE48。今年10月で10周年を迎えるSKE48が3月31日にさいたまスーパーアリーナで単独コンサート『SKE48単独コンサート~サカエファン入学式~』を開催した。
約4年ぶりにSKE48がさいたまスーパーアリーナに帰ってきた。埼玉県出身の松村香織は「埋まるかどうか不安だったけど、(こんなに来てくれて)感激」とMCで語っていたが、会場は15,000人のSKE48ファンで埋め尽くされた。
入学式らしい「学校」を意識した演出
今回のSKE48のコンサートは、タイトルにもあるように「入学式」をコンセプトにしている。ステージの作りやライブ演出はもちろん、入学式に参加する父兄に自身を見立て、スーツ姿でライブに臨むファンもちらほら見られた。
コンサートの冒頭からSKE48メンバー全員がステージに登場。「ただ今より、平成30年度サカエファン入学式を始めます」と開会宣言があると、野島樺乃のピアノ伴奏に合わせてメンバー全員が「SKE48」を披露。いつものダンスパフォーマンスやテンポとは全く違う校歌バージョンの同曲を斉唱する姿は新鮮だった。
その後、キャプテン斉藤真木子の「サカエファン入学式、盛り上がっていくぞ!」という掛け声の後は、「チャイムはLOVE SONG」「オキドキ」「パレオはエメラルド」など、いつものようにダイナミックなパフォーマンスをメンバー全員(ドラフト生除く)で披露。ユニットでは小畑優奈がセンターで「シャララなカレンダー」といったかわいい曲から、「GALAXY of DREAM」といったクールな曲までSKE48らしい楽曲が歌唱された。
MCでは「みなさん入学おめでとうございます! 今日は入学式ということで、新入生の方も在校生の方も転校生の方も、はたまた再入学の人も! みんなで一緒に楽しみましょう!」と斉藤が入学式を意識した挨拶。「再入学(以前にSKE48ファンで、一度離れたが再び戻ってきてくれたファン)」のところでは会場から笑いも起きていた。
各メンバーが名札を付け、9年目のメンバーを9年生に例えるなど学校をイメージした演出もあり、さらに会場のファンに「生徒の皆さん、10年生の人はいますか??」と10年前からSKE48ファンだった人がいるか松村が聞くと、会場からは多くのサイリウムが上がった。また松村が「退学にならないように気をつけまーす。今まで何度か危機がありました」と会場の笑いを誘う場面も見られた。
基本問題から難問まで「SKE48模範生徒選抜テスト」
さらに学校という設定から、入場時に「SKE48模範生徒選抜テスト」を配布。参加者がコンサート前にモバイルサイトで回答し、MC中にメンバーによる答え合わせを実施。全問正解者には模範生証明書が送られるという新しい試みも行った。全部で7問あり「SKE48は今年で劇場デビュー何周年?」といったファンなら常識の問題や、「大場美奈の最近の悩みは?」(正解は「2年後の収入」)といったメンバー個人にしかわからない難問も。また「高柳明音がある年のリクエストアワーでやってしまった史上最大の失敗とは?」という質問(正解は「自分の出演曲の時にひな壇にいた」)では、その時の証拠動画も初公開され、高柳自身が当時の「今でもリクアワのメロディを聞くと緊張する」といったエピソードを披露するなど会場は大いに盛り上がっていた。
他にもメンバーが校長になりきって校則を考える企画もあり、江籠裕奈が「箱推しを盾にして、いろんなメンバーのレーンに行ってはいけない」という校則を提案。会場から笑いが起きると江籠の「重ね着ばれていますよ!」というコメントにメンバーも同調していた。
フレッシュなドラフト3期生5人も登場!
コンサート中盤はドラフト3期生がステージに呼び込まれた。2018年1月に開催されたドラフト会議で、SKE48各チームから指名されたドラフト3期生5人が登場すると、会場から大きな声援が起きた。
SKE48のドラフト生は2月12日のポートメッセ名古屋での握手会でお披露目されたばかり。いきなりの大ステージにかなり緊張気味だったがフレッシュな5人が「青空片想い」を披露。チームごとの楽曲披露後には3期生ドラフトメンバーが一人ずつ自己紹介。まさにSKE48への入学式のようにも見え、みんな新入生といった印象だった。