香取慎吾が伝える、パラリンピック現地の様子 新しい地図SNSから考える“やさしい世界”の作り方
あまりに当たり前で見失いそうになる、この幸せの循環を香取はSNSを通じて体現してくれているようだ。インスタライブの画面には、視聴者が配信者にハートを送るボタンがある。もちろん香取のインスタライブにも、たくさんのハートが送られる。「ハート! ハートいっぱい! ハートいっぱい!」と、はしゃぐ香取。ちなみに、ハートが送られても直接的に何か得があるわけではない。送る側の数に制限もない。きっと、このハートは応援、称賛、 感謝、尊敬……が込められた拍手にも近いものだ。本来目に見えにくい愛情を可視化したのだと考えると、私たちの“やさしさ”に制限はないということかもしれない。であるならば、私たちはもっとやさしく、もっと愛情深く日々を生きたいものだ。それが香取やパラスポーツ選手たちのエネルギーになり、きっと巡り巡って私たちの笑顔へとつながっていく。その循環は、まず「知る」ことから始まる。香取が伝える世界を知り、無限のハートを送り続けよう。それがこの世界を、よりやさしくしていく一歩になるはずだ。
(文=佐藤結衣)