嵐「Find The Answer」MVの見どころは? 40人のダンサーと作り上げた舞台のような世界観

 嵐の2018年第1弾となるシングル『Find The Answer』の表題曲MVが、2月7日朝の情報番組・ワイドショーにて一斉解禁された。現在、嵐の所属レーベル<J Storm>公式サイトでも39秒のショートバージョンを見ることができる。

 同曲は、嵐の松本潤が主演を務める日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ』(TBS系/毎週日曜夜9時)主題歌。ドラマのために書き下ろされたという「Find The Answer」では、物語と重なり合うようなポジティブなメッセージが歌われている。今作も多くの音楽ファンの期待に応える素晴らしい楽曲を届けてくれた嵐。しかし、特に今回注目すべき点はダンスパフォーマンスの方にあるようだ。公開された各映像を見てみると、MVはビルが立ち並ぶ街並みの風景を再現したシンプルなセットの中で撮影されている。『PON!』(日本テレビ系)では「街の交差点」との紹介がされていたが、街中を歩き回る嵐のメンバー5人が中央に集まると、突如揃って息のあったダンスを披露。体全体を大きく使う躍動感溢れるダンスはインパクト大だ。そして、そのまわりを囲っているのが、総勢40人のダンサーたちである。

 映像が公開されると、SNS上では撮影に参加したダンサーたちによる出演告知が行われた。確認できたのは、ダンスボーカルグループ・Fis blockやAIⓇPENのメンバー、RYO AWANO、RYOMA、RYOTAROといったソロのダンサー、舞台女優としても活躍している西條ひかりなどである。AIⓇPENのサトシットに関しては「#ダンス甲子園ぶりに共演」とのハッシュタグをつけて投稿していた。「ダンス甲子園」といえば、バラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』発の人気企画。2006年の『24時間テレビ』で復活し、2014年まで放送されていた。嵐も『24時間テレビ』出演時に参加したことがあるため、その際の出来事ということだろう。

 40人のダンサーたちは黒子的な衣装で顔は隠れているものの、彼らが立ち止まったり動くことで生まれるメリハリが今回のMVでは重要な役割を果たしている。サビで一斉に踊る部分は嵐とダンサー全員が一緒の振りを踊っているのではなく、45人全員が同じ動作をするのは途中に設けられた一部のパートだけ。そこがぴたりと揃うのが気持ちいい。特に全員でターンを決めるのが上から引きで映る部分は圧巻だ。ラストはダンサーたちが一斉に投げた黒い帽子が舞い、落ちた帽子を拾い被って再び歩き出す絵が美しく、前に進んでいこうとする楽曲のメッセージともしっかりリンクしている。全体として、ブロードウェイのミュージカルのような舞台的な雰囲気を感じるテイストと言えるかもしれない。

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