2018年、音楽ガジェットは“ワイヤレス化”がキーワードに スマートスピーカーの普及にも注目
最後にジェイ氏はAmazon EchoやGoogle Assistantの国内上陸によって“スマートスピーカー元年”となった2017年を振り返り、以下のように語った。
「今のスピーカーに足りないのは提案力だと思います。2018年はストリーミングサービスの楽曲が充実するのに付随して、ユーザーが聴きたい曲をスマートスピーカーがより正確に提案できるようになっていくことを期待したいですね。スマートスピーカーがユーザーの嗜好に合わせた曲をレコメンドできれば、スピーカーを使いたいという人も増え、普及につながるのではないでしょうか」
ワイヤレス化によって、文字通りいつでもどこでも音楽を聴けるようになる、という日も遠くはない。通信技術やガジェットの発達によって音質の問題もクリアになりつつある今、聴きたい曲がカタログにラインナップされているか、そしてAIが聴きたい曲をレコメンドしてくれるか、といったサービス面がより重視されるようになっていきそうだ。
(文=村上夏菜)