Crossfaithが語る、海外&同世代バンドからの刺激 「やってきたことは間違ってなかった」

Crossfaithが語る、海外&同世代バンドからの刺激 「やってきたことは間違ってなかった」

「『あそこに立ちたい』と言われるようになったらひとつのゴール」(Koie)

ーーそして、ツアー終盤の12月3日には新木場STUDIO COASTで『ACROSS THE FUTURE 2017』も開催(参照:『ACROSS THE FUTURE 2017』が提示した、ラウドロック/エクストリームミュージックの未来)。国内外のバラエティに富んだ面々を一度に観ることができて、最初から最後まで目が離せない一夜でした。

Koie:『ACROSS THE FUTURE』というものに対する期待感が徐々に高まっていることがツアーを通して感じられて、ようやく認知してもらえるようになったのかなと思ったし、俺たちがやろうとしていた「邦楽と洋楽の垣根をなくす」という部分も達成できている気がしますね。

Teru:それがもっと自然になっていけば、より面白くなるんじゃないかな。『ACROSS THE FUTURE』もこのままパッケージツアーとして海外に持っていきたいし、そうすれば日本のバンドが海外に出ることも、海外のバンドが日本に来ることも、もっと自然になって楽しくなるだろうし。

Koie:そのためにも、俺たちが懸け橋にならないとね。

ーーあの日は、ほぼ同時期に活動を始めたCrossfaithとcoldrainがあれだけの支持を得て、ものすごいステージを見せたというその事実が感慨深くて。2組とも海外の最前線で戦っているバンドですし、そういうバンドの背中を見て育った若いバンドたちがまたいて、その構図も胸に来るものがありました。

Koie:そうですね。俺は今回、全バンド観るようにしていたんですけど、サバプロ(Survive Said The Prophet)が始まったときから感動で胸が熱くりました。俺たちがやってきたことが今ようやくSTUDIO COASTという場所をソールドアウトできるようになって、しかもオープニングからお客さんがパンパンに入ってくれた。そういう、このイベントへの安心感みたいなものが、本当に嬉しかったですね。そこに加えて、ちゃんとバンド主体でやっているよっていう、裏側までちょっと見えるような雰囲気があったと思うし。

Hiro:ステージではバチバチやり合って、けどステージ袖ではバンド同士みんなで観て楽しんでいて。それがツアーになったら場所を重ねるごとに、海外のバンドも見せ方を変えていくだろうし、俺らのバイブスもどんどん上がっていくし。

Koie:俺らが『SUMMER SONIC』に初めて行ったときにGreen Dayを観て「ヤバイ! あそこに立ちたい!」と思ったことと、同じように感じてくれたら嬉しいですね。俺らもその当時は知らない海外のバンドをたくさん観ていたけど、そこからそのバンドを好きになったりもしたので。あるいは「『ACROSS THE FUTURE』を観てバンドを始めました」とか「『ACROSS THE FUTURE』を観て俺はこのステージに出たいと思った」とか、そう言われるようになったらある種ひとつのゴールかもしれないですね。

Hiro:実際、リベリオン(a crowd of rebellion)もサバプロもそういうことをMCで話してくれたしね。

「どうやったら世界中を巻き込んでいけるかを考えないと」(Teru)

ーーCrossfaithは『ACROSS THE FUTURE』で、coldrainのMasatoさんとLinkin Park「Faint」のカバーを披露しましたよね。また、Crossfaithの全国ツアーでは曲間にLimp Bizkitの「Take A Look Around」の一部を演奏していました。

Koie:Linkin Parkのカバーについては、チェスター(・ベニントン)が亡くなったので俺らからのトリビュートの意味もあって。Masatoも俺らと同じようなルーツをたどってきているから、Teruが「やりたいなあ」ってことでMasatoに話したら、Masatoもふたつ返事でやりたいと言ってくれたんです。で、Limpのやつはツアーの構成を考えているときに、いろんなアーティストのライブ映像を見直していたら「このLimpの、こういうやついいな」って声が上がって、だったらLimpをカバーすればいいじゃんと。そこから俺たちのルーツがわかってもらえたらすごく嬉しいし、俺たちが実際にプレイしてアガれるような楽曲をカバーできたのもよかったなって思いますね。

ーーファンの人たちも10周年という節目に、こういうルーツを持ったバンドだということを再認識する機会にもなったと思います。

Hiro:そうですね。ツアーが始まる前にみんなでスタジオに入って「Take A Look Around」を合わせたら、俺たちも「やべえ、高校生のときと違う!」みたいな発見があったし。で、そこからTeruが「今からみんなで一緒に『ACROSS THE FUTURE 〜The Beginning〜 すべての始まり』(2015年12月発売のDVD)を観よう」と言い出して。

Teru:その話、恥ずかしいなあ(苦笑)。

Hiro:なんで?(笑) ええやん?

Koie:すごく大事だったと思うよ?

Hiro:うん。それでみんなで観たあとに飲んで、帰り際にKoiちゃんが「このツアーで俺たちがどこからやってきて、何者なのかというのをもう一回ちゃんと証明しよう」と言ってくれたんですよ。

Koie:俺はあのDVDを観て、いろんなことを思い出したんです。やっぱり人間って完璧じゃないので、いくら鮮烈な思い出でも時間とともに忘れることもあるし。そういう意味でも、あのタイミングにみんなで観られてすごくよかったなと思いましたね。そこから、あのセトリが決まっていったところもあるし。

Hiro:俺らも「この曲が来たらヤバイやろ?」ってニヤニヤしながらセトリを練りましたから。

ーーそういう期間を経ての2018年、ここから先はどういう展開を考えていますか?

Koie:今年前半は曲作りかな。

Teru:あとは、どうやったら世界中を巻き込んでいけるかを考えていかないと。

Koie:うん。だからこそ、アルバムを完成させないとね。2018年はまた新たな始まりを告げられるようなアルバムを作って、それを持って世界を席巻したいですね。そういう意味では、ワクワクが止まらない1年になりそうです。

Hiro:「Wipeout」や「Freedom」から俺らのバックグラウンドにある世界観を知ってもらうことで、海外のファンからしたら日本のバンドがこれをやっているという事実が興味深いんじゃないかと思うし。だから、ワールドツアーが今から楽しみですね。

ーーアルバム構想はできているんですか?

Teru:本当になんとなくですけど。たぶんヤバくなるなってことだけは、今から確信しています。

ーーここ最近のシングルの流れからは、全体像が想像できないところもあって。逆に、すごいものが出てくるんだろうなというワクワク感だけは強いんですよ。

Teru:ですよね(笑)。(資料を目にしながら)アートワークだけでも、『XENO』以降はそれ以前とは違った世界観を持っているので、そこをアルバムにどう落とし込むのかも、僕は楽しみですね。

(取材・文=西廣智一)

■リリース情報
『WIPEOUT』
2018年1月24日(水)発売
初回生産限定盤A ¥1,900(税込)
通常盤(初回生産限定盤B V1,600(税込)
通常盤 1,300(税込)
  
<収録内容>
M1. Wipeout
M2. Inside The Flames
M3. Vemillion Gold

【初回生産限定盤A (CD+DVD)】
Disc 2(DVD) 収録内容
LIVE AT ZEPP TOKYO 10tth ANNIVERSARY TOUR – FAITH LASTS FOREVER – 収録 
1.Mirror 2. Freedom 3. Leviathan

初回生産限定盤B (CD+CD)
Disc 2 (CD)収録内容
FREEDOM Remixから3曲収録 
1.Freedom (Lutez Remix) 2. Rockstar Steady (The Juggernaut Remix) 3. Diavolos (TAKESHI UEDA [AA=] Remix)

『WIPEOUT Deluxe Edition』
2018年1月24日(水)配信Release
※シングルCD 初回生産限定盤Bと同内容

<収録内容>
M1. Freedom (Lutez Remix)
M2. Freedom (KSUKE Remix)
M3. Rockstar Steady (The Juggernaut Remix)
M4. Rockstar Steady (The Bloody Beetroots Remix)
M5. Diavolos (Takeshi Ueda [AA=] Remix)
M6. Diavolos (Zardonic Remix)

■Crossfaith公式リンク
オフィシャルサイト
10周年特設サイト
Twitter
Facebook
Instagram

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる