GENERATIONS、ついに全国ドームツアー開催へ 勢いづくグループの「今」をライブから読む

GENEの魅力をライブから紐解く

 もちろん、各メンバーは単に面白いだけではなく、パフォーマー陣もそれぞれ強力な武器を持っている。今回のライブではソロコーナーがさらに充実し、メンバーのさらなる成長も感じられた。白濱亜嵐はその甘いマスクで俳優としても人気が高いが、ライブではDJ ALANとして、披露しきれなかった楽曲をノンストップでミックス。サンプラーを使って、DJ Shadowの名曲「Organ Donor」のフレーズを弾いてみせるなど、音楽ファンをニヤリとさせる演出も見事だった。

 GENERATIONSはメンバー自らがほとんどの振り付けを考案しているが、その中心人物となるのは、佐野玲於と中務裕太だろう。個性的なファッションに身を包み、挑発的なクランプを得意としている佐野玲於だが、来年夏には俳優として映画『虹色デイズ』の主要人物のひとり、羽柴夏樹を演じることも決まっている。中務裕太は、今回のライブでアクロバットに挑戦。メンバー随一のバネを使ったダイナミックな振り付けには、観客を一瞬で惹きつけるパワーがある。

 恵まれた体躯とファンキーなキャラクターで老若男女に愛される関口メンディーは、そのエネルギッシュなダンスも当然魅力的だが、今回はラップでも存在感を示した。HONEST BOYZ®のメンバーとしても活躍するメンディーだけに、さらなるスキルアップが期待される。そして、「小森カッター」のネタも定着してきた、メンバー1の面白キャラである小森隼。ソロダンスでは俊敏なフットワーキングで、その確かな実力を見せつけた。

 GENERATIONSは来年、『BEST GENERATION』のリリースを皮切りに、今回発表された来春の全国ホールツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2018 “UNITED JOURNEY”』まで、怒涛の展開を予定している。ライブでEXILEの名曲「I Believe」を披露し、ベストアルバムでは「Lovers Again」をカバーしたことからもわかるように、すでにバトンは渡されている。“GENERATIONS”の名の通り、彼らの世代が音楽シーンの中心となり、日本中を盛り上げていく日は近い。まずは、元旦に発売されるGENERATIONSの魅力が詰まったベストアルバム『BEST GENERATION』を聴いて、ドームツアーでスケールアップすること間違いないNEXT LEVELのパフォーマンスを想像しながら楽しみに待ちたいところだ。

(文=松田広宣)

GENERATIONS from EXILE TRIBE「ALRIGHT! ALRIGHT!」MV

■リリース情報
『BEST GENERATION』
発売:2018年1月1日(月)

<価格>
数量生産限定BOX(『International Edition』とのBOXパッケージ・フォトブック付)
¥8,980+税(3CD+4DVD)
¥10,980+税(3CD+4Blu-ray)

ベストアルバム豪華盤(初回仕様:三方背ケース・フォトブック付)
¥6,500+税(2CD+3DVD)
¥7,500+税(2CD+3Blu-ray)

ベストアルバム通常盤(映像付)
¥4,500+税(2CD+DVD)
¥5,500+税(2CD+Blu-ray)

ベストアルバム通常盤(CDのみ)
¥2,500+税『BEST GENERATION (International Edition)』(映像付)
¥2,480+税(CD+DVD)

■関連リンク
GENERATIONS from EXILE TRIBE オフィシャルサイト

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