EXILE ATSUSHI、1年ぶりステージで歌声披露 LDH JAPAN×第一生命で“子どもたちの夢”支援

 第一生命保険株式会社と株式会社LDH JAPANによる社会貢献包括連携協定が9月13日、パシフィコ横浜にて締結された。締結式には、第一生命保険・代表取締役社長の稲垣精二氏とLDH JAPAN・代表取締役 CEOの森雅貴氏、EXILE ATSUSHIが出席。また、同日開催された「第一生命創立115周年記念式典」にATSUSHIがサプライズで登場し、「道しるべ」、「愛すべき未来へ」の2曲を熱唱した。

 このたび締結された協定は、「子どもの育成および子育て支援」「健康増進」「スポーツ振興」「地域社会の活性化」を取組事項とし、これまでにない社会価値を創出し地域社会への貢献を目的としたもの。生命保険とエンタテインメントという異なる業種でありながら、「次世代を担う子どもたちの育成に貢献したい」という両社の思いが相通ずるものであることから実現された。

 稲垣氏は「LDH JAPANの絶大なるソフトパワー、第一生命グループのネットワークを掛け合わせた異色のコラボレーションになるかと思います。これまでに類を見ない新たな社会貢献を創出して地域社会への貢献を果たしたい」とコメント。

 森氏は「LDHは社名にもなっているLove、Dream、Happinessをテーマにエンタテインメントを通じて日本を元気にしたい思いで活動している。第一生命は『豊かな次世代社会の創造』をテーマに、様々な分野で社会貢献に取り組んでおり、当社も強く共感しております。多大なるネットワークを持つ第一生命と、『子どもたちに夢を』をテーマに活動しているLDHが手と手を取り合い、今までにない新しい社会貢献ができるよう活動していきたい」と本締結への思いを語った。

 フォトセッションにはATSUSHIが出席し、稲垣氏と固い握手を交わした。締結終了後には、別会場で行われていた「第一生命創立115周年記念式典」にATSUSHIがサプライズ登場。第一生命グループとLDH JAPANの社会貢献包括連携協定締結が発表された後、ATSUSHIが登場すると場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

 ATSUSHIは、「日本の未来に向けて、それを担う子どもたちに向けて、よりよい社会を作っていくために、共に幸せの輪、愛の輪を広げていくことができればと思っています」とコメント。この日は2013年発表のソロシングル曲「道しるべ」と2009年発表のEXILEのアルバム曲「愛すべき未来へ」の2曲を歌唱。昨年8月31日に海外留学を発表したATSUSHIにとって、室内のステージで歌唱するのは約1年ぶりとなった。

 歌唱した「道しるべ」については「発表当時東日本大震災直後で、被災者の方々、日本中の方々に深い傷が残っていました。自分に何かできることはないのか、そう考えたときに“日本の心”をテーマに作った曲です」と紹介。「愛すべき未来へ」については、「第一生命とLDHが今後取り組んでいく社会貢献のテーマにもっとも近いものとして選曲いたしました。人を愛する気持ち、大げさな言い方にはなってしまいますが、平和を願う気持ちを綴った曲です」と選曲理由について語った。

 LDH JAPANは“子どもたちに、夢を”をテーマに、「EXILE CUP」「DREAM21〜夢の課外授業〜」「ocean’s Love」「DANCE CUP」といった4つの取組みを軸に、これまでも社会貢献活動を行ってきた。第一生命保険との社会貢献包括連携協定の締結により、今後さらなる活動が行われていきそうだ。世界の未来を担う子どもたちが、本プロジェクトから育っていくことを期待したい。

(取材・文=石井達也)

関連記事