乃木坂46、19thSG「いつかできるから今日できる」選抜分析 初福神や作品との関係性を探る

 そして、センターと1列目については、演じるキャラクターとの関係性がリンクしていると語る。

「今回、Wセンターを務める西野さんと齋藤さんは『あさひなぐ』映画版と舞台版でそれぞれ同じ東島旭役ですが、1列目でその脇を固めるのは舞台版・一堂寧々役の堀未央奈さんと映画版・宮路真春役の白石麻衣さん。舞台版では東島旭と一堂寧々の関係性が強く表れたストーリーが繰り広げられましたが、映画版はどうやら東島旭と宮路真春の関係性がキーになりそうで、その配役と選抜ポジションのリンクにも注目して映画と楽曲を楽しむことができそうです」

 一方で同氏は、18thシングルで打ち出した“3期生との融合”が連続しなかったことについても触れつつ、今後の展開に期待を寄せた。

「従来、シングル表題曲の選抜メンバーは乃木坂46というグループの現在を示すもので、前作『逃げ水』では3期生の大園桃子さん与田祐希さんをセンターに据えて“3期生との融合”を打ち出しました。今回の選抜では『あさひなぐ』プロジェクトとの連動が前提になっているため、3期生メンバー起用の流れが一旦保留になっているのは残念でもあります。ただ、3期生は舞台『見殺し姫』の上演が決定するなど、先輩たちがこれまで切り開いてきた独自路線の新たな種蒔き役を担うことになり、これから先の乃木坂46の歩みを見据えた動きが見られるので、先々の展開が楽しみです」

 一大プロジェクトを彩る主題歌は、果たしてどのような楽曲なのか。披露の瞬間をチェックしたい。

(文=中村拓海)

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