KinKi Kids、7月21日に迎えた“磁器婚式” デビュー20周年で深めた信頼と絆

 20年以上共に過ごした時間が、そんな関係性を創り出したのかと思っていた。だが、『Youたちいよいよハタチだね!~KinKi Kidsどんなもんヤ!3時間生放送スペシャル!~』で放送された歴代のディレクターが受け継いできた23年前の初回放送テープが披露されると、15歳のふたりが不慣れなトークを繰り広げる中、剛が自分たちのことを「夫婦なんですよ」と表現しているではないか。

 ふたりだから引き出し合える、お互いの良さ。それは言葉にしなくても、きっとふたりのなかにずっと変わらずあったのだろう。そばにいるのが当たり前の存在。これまでも、これからも。ライブ出演にドクターストップならぬ“光ちゃんストップ”が出たのも、この先の活動を……ふたりの未来を見据えてのこと。20周年はゴールではなく、あくまでひとつの区切りなのだから。

 一般に、結婚20年を祝うタイミングを“磁器婚”というのだそうだ。年代と共に値打ちが増していく磁器にちなんだネーミングなのだというが、まさに年々絆が増していく彼らに通じるものがある。さながら、今日はKinKi Kidsの磁器婚式。奇しくも堂本という同じ名字を持って生まれたふたりが、共白髪まで添い遂げる姿をこれからも楽しみにしたい。

(文=佐藤結衣)

関連記事