佐藤結衣の『ラジオdeジャニログ』

滝沢秀明とJUMP 有岡大貴の知られざる“関係” 両者のスタイル築くきっかけとは?

 滝沢秀明が主演する映画『こどもつかい』が、6月17日から公開される。本作では、ジャニーズの後輩であるHey! Say! JUMPの有岡大貴と共演していることから、滝沢がパーソナリティを務めるラジオ番組『タッキーの滝沢電波城』(ニッポン放送)に、2週連続で有岡がゲスト出演。1週目となる6月10日放送回では、滝沢と有岡の師弟のような関係性が浮き彫りになった。

 滝沢は、これまでも座長を務める舞台で、多くのジャニーズJr.を教育してきた。実は、そのスタンスを築くきっかけになったのが、有岡だったそうなのだ。舞台『滝沢演舞城』に出演した有岡は、盆踊りのように滝沢を囲んで多くのJr.たちと共にマイケル・ジャクソンへのオマージュを込めた振り付けを踊る場面で、ふざけてオーバーに腰を振ったのだという。それを見ていた滝沢が翌日の公演、本番5分前に出演しているJr.を全員楽屋に呼び出し、説教開始。

 だが、その説教の内容も実に滝沢らしい内容だった。滝沢は「これは誰の舞台なの?」とJr.一人ひとりに聞いていったのだという。全員が「(主演の)滝沢くんです」と答えていくなか、滝沢が伝えたのは「いや、これはみんなの舞台だよ」という言葉。有岡はこのとき「言われているのは僕だなって」と感じて猛反省していたそうだが、滝沢は「俺は全員に怒ったの。(当時の)有岡は小さすぎて」と続けた。

 そして、Jr.たちに言いながら“みんなの舞台なんだ”と改めて滝沢自身も心に刻んだという。「有岡が、ああいうことをやってくれなかったら、こういう厳しいというか、男社会の舞台にならなかったですよ。すべては有岡のおかげだよ。本当ありがとうございます、ふざけてくれて(笑)」とユーモアを交えたフォローも忘れない。

 有岡も「あのとき滝沢くんにちゃんと言われたおかげで、加減がわかるようになった。今は割りと空気を読めるようになったかな」と、いいきっかけになっているようだ。Hey! Say! JUMPも、今年デビュー10周年を迎える。今では山田涼介や薮宏太が中心となって、グループとしての真面目な話し合いも行なうようになったという。なんでも、バラエティ番組で誰がオチで、誰がツッコむか、といったこともしっかり打ち合わせするのだとか……。そのなかで、有岡は「ノビノビとやっていいよ」と言われるキャラクターを確立していると話し、笑いを誘った。それができているのも、滝沢にしっかりと加減を教わったからこそだろう。

 だが、番組では「ジャニーズに入ったきっかけ」について、「おばあちゃんがタッキーのファンで」という新情報が飛び出し、「めっちゃいいエピソードじゃん。初出し、ここかよ」と、なぜ映画の宣伝で一緒にテレビ出演したときにもっとアピールしなかったのだ、と愛ある公開ダメ出しも。

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