宮台真司の映画批評集『正義から享楽へ』刊行決定! 黒沢清、富田克也&相沢虎之助と対談も

 社会学者・宮台真司の映画批評集『正義から享楽へー映画は近代の幻を暴くー』が、12月29日にリアルサウンド運営元・blueprintより刊行される。

宮台真司

 同著は、宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の「宮台真司の月刊映画時評」を加筆・再構成し書籍化したもの。『シン・ゴジラ』『リップヴァンウィンクルの花嫁』『クリーピー 偽りの隣人』『バケモノの子』『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』『ニュースの真相』など、2015年から2016年に公開された作品を中心に取り上げながら、それらの作品内に如実に表れている、「正義」から「享楽」への価値のシフトを軸に、トランプ現象が起こった理由、いま世界に生じている変化などを紐解いていく。

 さらに、2016年に『クリーピー 偽りの隣人』と『ダゲレオタイプの女』の2本の作品を発表した黒沢清、最新作『バンコクナイツ』の公開を2017年2月25日に控える富田克也(監督・脚本)&相沢虎之助(脚本)との特別対談も新たに収録している。

掲載タイトル一覧

『リップ・ヴァン・ウィンクルの花嫁』
『クリーピー 偽りの隣人』
『バケモノの子』
『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』
『野火』
『日本のいちばん長い日』
『ドローン・オブ・ウォー』
『岸辺の旅』
『恋人たち』
『アレノ』
『起終点駅 ターミナル』
『FAKE』
『カルテル・ランド』
『LOVE【3D】』
『さざなみ』
『キム・ギドク Blu-ray BOX 初期編』
『二重生活』
『シリア・モナムール』
『シン・ゴジラ』
『ニュースの真相』

■書籍情報
『正義から享楽へー映画は近代の幻を暴くー』
著者:宮台真司
発売:12月29日(木)
定価:1800円+税
ISBN-10:4773405023/ISBN-13:978-4773405026
仕様:四六判/392ページ/ソフトカバー
発行:株式会社blueprint
発売:垣内出版

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