ももち卒業発表でハロプロは“第三期”に突入? 変革迎えるグループのこれからを読む
そして、ピロスエ氏は同じく2017年6月のライブをもって解散する℃-uteと合わせ「ハロプロは第三期に突入しようとしている」と述べた。
「ハロプロは1998年にスタートし、モーニング娘。や平家みちよ、松浦亜弥などを擁していた第一期を経て、2002年に『ハロー!プロジェクト・キッズ オーディション』を行ない、Berryz工房と℃-uteが生まれました。そして、未成年メンバーで構成されるワンダフルハーツと成人メンバー・OGによるエルダークラブに所属メンバーを分け、2009年3月31日にエルダークラブ全員がハロプロを卒業して、一気に若返ってから今まで、Berryz工房と℃-uteが存在感を増していった第二期が訪れたんです。嗣永さんが卒業し℃-uteが解散するとキッズ出身者はゼロになり、現存のメンバーはハロプロ研修生を経ている者たちが大半を占めるようになるため、2017年7月以降のハロプロは第三期に突入するといえることができるのではないでしょうか」
最後に、同氏は“第三期”と定義するハロプロについて「Juice=Juiceとアンジュルムが牽引する時代になるのでは」と推察する。
「Juice=Juiceはライブハウスでの公演を積み重ねており、現場にライトなファンは訪れにくかったのですが、先日の武道館公演には多くの観客が集まっており、彼女たちのパフォーマンス力の高さに圧倒されたことでしょう。アンジュルムはメンバー固定型のJuice=Juiceと違い、卒業や加入を繰り返しつつも、何度も武道館公演を行なうまでに成長するなど、着実に力をつけています。鞘師里保や鈴木香音が抜けて新たな人材が入ってきていないモーニング娘。'16は一旦勢いが止まってしまっているため、しばらくはこの2グループが第三期の象徴として活躍していきそうです」
嗣永の卒業を控え、より大きな地殻変動を迎えようとしているハロー!プロジェクト。2017年以降の“第三期”へ突入するまでに、さらなる変化は訪れるのだろうか。
(文=編集部)