JKT48 仲川遥香、“古巣”秋葉原で涙の卒業前凱旋公演 「これからもJKT48を支えていきたい」
卒業後も海外で活躍を希望
「卒業後はまだちゃんとお知らせできないんですけれど、いろんな国、海外に行って、もっともっとたくさんのことを知りたい。もう1つは、これからもJKT48を支えていきたい。もっともっとJKT48が大きくなって、大きなところでコンサートができるように、少しでも支えていけたらなと思います」と卒業後の夢と抱負を語った仲川。インドネシア語もわからないままインドネシアに行き、JKT48をインドネシアの国民的アイドルグループにまで成長させてきた彼女なら、本当にできそうな気がする。
仲川は卒業前の12月末、インドネシアでの4年間で経験した生活をまとめた書籍『ガパパ!』(発行・発売=ミライカナイ)を出版する。インドネシアに来てからデング熱にかかったときの経験などが書かれているようで、「私にとっては(デング熱にかかったのも)普通だったのに、そんなに大袈裟に騒がなくてもいいのになー。でも生きているから大丈夫!」という気持ちなどを綴っているそうだ。この仲川のタフなメンタルが海外で活躍できる秘訣なのかもしれない。
終演後の取材で、仲川は「私が初めて立ったステージに、こうやってみんなを連れてくることが本当に幸せでしたし、JKT48に行って本当によかったなって心から思います」とコメント。当初は破天荒で無邪気だった仲川が、10年後にこんなにグローバルな活躍をすると誰が想像しただろうか。グループ以外の活動が中心になる卒業後の活躍にも期待したい。
(写真=(C)JKT48 Project)
■佐藤 仁
シンクタンク研究員。ポップカルチャーやエンタメ・コンテンツが国際社会や日本経済に与える影響を研究。例えば日本とアジアのソフトパワーの源泉はどこにあり、これからどのように進化していくのかについてミクロ(個人単位)からマクロ(社会全体)まで幅広い視点から探求。