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嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP…ユニゾンの特徴から見えるグループの個性

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 海外のグループアーティストを見ると、ハーモニーを売りにするグループが少なくない。日本でも、徐々にその傾向が浸透してきているが、アイドルグループにおいてはユニゾンを武器とするケースが多く、ジャニーズもまた然りだ。ただし、ジャニーズの中でもユニゾンの特徴はグループごとに異なっている。今回は、ジャニーズの中から数グループをピックアップして、ユニゾンの特徴から見える、各グループの個性について考えてみたい。

realsound-arashith_.jpg(C)タナカケンイチ

 数あるジャニーズグループの中でも、ユニゾンを多用した楽曲を長く発表し続けている嵐。実際、彼ら自身も以前、『日経エンタテインメント!』(日経BP社)のインタビューの中で「僕らの曲はユニゾン多いよね」(相葉)、「5人で歌うっていうのが嵐らしさなのかな」(二宮)とコメントしていたことがある。

 個々の歌に注目すると、「大野智=芯のあるしっかりした声」、「櫻井翔=安定感のある低音」、「相葉雅紀=特徴のあるファニーボイス」、「二宮和也=伸びのある高音」、「松本潤=やや鼻にかかるセクシーな声」と各々異なる特徴を持っている。つまり、1曲の中でソロパートが多くなると楽曲の印象に統一感を持たせることが難しいため、ユニゾンを多用しているのではないだろうか。これだけ声質が異なると、美しいユニゾンを生み出すこともかなり難しい。しかし、もちろんミックスに依るところもあるが、一人ひとりが声質を寄せることで美しいユニゾンを実現しているのだ。特に大野はソロパートではしっかりと自分の個性を出しているが、ユニゾンパートではその個性をおさえ、嵐の歌声に溶け込んでいる。嵐のユニゾンは、メンバーそれぞれの技量により成立する、まさにこの5人だから生み出される響きなのである。

関ジャニ∞

realsound-kannjyani-eigtth_.jpg(C)タナカケンイチ

 丸山隆平、安田章大、大倉忠義というハモりを得意としているメンバーがいるため、圧倒的にハモり曲が多い関ジャニ∞。少し前までは、ユニゾンをしていても個性がぶつかっている印象を受けた。例えば2011年に発表された「T.W.L」のサビを聴くと、荒削り感があることは否めないだろう。しかし最近ではユニゾンパートにまとまりが出たことにより、そのユニゾンが“エイトらしさ”を表現していると思う。例えば、「ガムシャラ行進曲」のサビの部分。錦戸亮と大倉がメロディラインの下で薄くハモりを入れているが、渋谷すばるの声を軸に他5人がきれいに声を揃えている。さらに、最新シングルの「罪と夏」のAメロ部分のユニゾンも素晴らしい。1コーラス目は渋谷と横山裕、丸山と村上信五、2コーラス目は大倉と安田がユニゾンをしているのだが、音程も声質もピッタリと重なっている。一方で、ユニゾンをしていてもどのメンバーの声か分かるというのは関ジャニ∞の特徴だろう。一人一人の個性を尊重するグループ性だからこそ、一人ひとりの持ち味を活かしたユニゾンが用いられているのかもしれない。

      

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