『ラヴソング』宍戸春乃役&劇中歌でも話題、新山詩織の歌唱力を改めて検証する

 そして「ラヴソング」の劇中歌「恋の中」は作詞・作曲を福山雅治が手がけたミディアム・バラード。アコースティックギターを中心としたブルースロック風のサウンド、<身体だって心だって正直だから/やっぱり一緒がいいな>という歌詞からは、大人の女性の情感が色濃く感じられる(宍戸の年齢は、おそらく20代中盤〜後半に設定されている)。新山自身もTwitterでドラマ出演に関して「いつもとは違った新山詩織含め、楽しんで頂けたら嬉しいです」とコメントしているが、『ラヴソング』への出演が彼女にとって意義深いトライになっていることは間違いないだろう。

 5月2日の放送や5月9日オンエア分の予告編を見る限り、神代・宍戸のライブシーンも少しずつ見ることができそうだ。藤原さくら、新山詩織という気鋭のシンガーソングライターふたりが出演する『ラヴソング』。役を演じ、架空のストーリーを生きることで、彼女たちの音楽表現にどんな化学反応が生まれるのか…? このドラマにはそんな楽しみ方もあると思う。

(文=森朋之)

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