ボーカル・ISHIYA、DEATH SIDE NY公演セルフレポート

ハードコアパンクバンド・DEATH SIDE、熱狂のNY公演をボーカルISHIYAがセルフレポート

 今回、DEATH SIDEをやろうと思ったのは、他界したギタリストCHELSEAの命日に、毎年行なわれる追悼ライブで演奏するためだった。しかし、スタジオでリハーサルを重ねるごとにCHELSEAのつくる楽曲の素晴らしさを改めて感じ、「これは、世の中に残していかなくてはいけないんじゃないか」と思うに至った。それほど素晴らしい楽曲であるとともに、CHELSEAの生きた証が残せるのはDEATH SIDEしかないと感じた。

ステージ全員の写真。

 その思いに答えてくれたメンバー、特にギターのORIと弁慶がいなければ、CHELSEAの思いも楽曲も、ちゃんと伝えることはできなかっただろう。この2人のギタリストはギターテクニックもさることながら、CHELSEAに対する深い愛情があるため、まだDEATH SIDEを観たことのない観客も感動してくれたのだと思う。彼ら2人には心から感謝する。本当にありがとう。

 今年、DEATH SIDEは7月にヨーロッパのチェコで開催されるOBSCENE EXTREME FESという大規模フェスと、9月にイギリス・ロンドンでライブを行なう。そこではどういう形のライブパフォーマンスになるかはわからないが、愛する日本のハードコアを伝えてくるつもりだ。このメンバーが世界で大暴れしてくるのを、DEATH SIDEがジャパニーズハードコアを世界に伝えてくるのを、CHELSEAの魂とともに見守っていて欲しい。

 最後にこのライブをオーガナイズしてくれたDan Oestreich、運転など様々な世話をしてくれたSpinach、ニューヨークを案内してくれたAndy Animal、そしてこの2日間のライブに来てくれた観客のみんなに心からの感謝を送る。本当にありがとう。それではまた、どこかで会おう。

■ISHIYA
アンダーグラウンドシーンやカウンターカルチャーに精通し、バンド活動歴30年の経験を活かした執筆を寄稿。1987年よりBANDのツアーで日本国内を廻り続け、2004年以降はツアーの拠点を海外に移行し、アメリカ、オーストラリアツアーを行っている。今後は東南アジア、ヨーロッパでもツアー予定。音楽の他に映画、不動産も手がけるフリーライター。
FORWARD VOCALIST ex.DEATH SIDE VOCALIST

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