KAT-TUN、ついに充電期間へ……休止前最後の番組出演で再認識したグループの魅力

 4月28日の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)は、KAT-TUNをゲストに迎えて“また逢う日までサヨナラスペシャル”が放送された。3月31日で田口淳之介がグループを脱退し、亀梨和也、中丸雄一、上田竜也の3人となったKAT-TUN。本日5月1日の東京ドーム公演を最後に、グループとしての充電期間に入り、それぞれソロの活動に力を入れていくことになっている。寂しい気持ちはもちろんあるが、こうして充電期間前の気持ちを、本人たちの口から飾らない姿で語ってくれる場所があるのは、素直にうれしい。

 考えてみれば、メンバーの脱退や、ましてグループの活動休止というセンシティブな状況を、自虐的にコメントしたり、番組としてイジってOKな展開を作ったのは、KAT-TUNの功績のひとつだろう。番組のオープニングでも「ひとりメンバーが脱退しました」と、登場するやいなや、中丸がとぼけた様子で発言し、MCの有吉弘行が「知ってるよ」とツッコまれ、笑いに包まれるシーンも。

 さらに、デビュー当時6人だったメンバーの頭文字をとってつけられたグループ名のKAT-TUNも、3人では難しいのでは?という話になると、「KAMENASHIのKA、TATSUYA UEDAのT-TU、NAKAMARUのNで、まだいける!」と上田が主張。「ひとりで背負いすぎ」と、またもやツッコミを入れられる展開となった。

 そもそも、KAT-TUNはツッコミ要素の多いグループなのだ。舌打ち、遅刻、サングラスをしながら先輩に挨拶…これまでのヤンチャエピソードも「悪ぶってたほうが褒められたから」(上田)、「むしろブラック&ワイルドというコンセプトに寄せていく努力をした」(中丸)、「怒られた人たちが抜けていった」(亀梨)と、赤裸々にトーク。一見、悪そうで近寄りがたいKAT-TUNは、一度知ってしまえばツッコミどころに次々と気づき、クセになる。だからこそ、ファンを虜にしてやまないのだ。

 さらに番組は、充電期間に向けてそれぞれの弱点を克服するという話題に。

亀梨は“カッコいい”の幅が狭い!

 首筋を撫でる、ウィンクをする、唇を舐める…と、ワンパターン化したカッコつけを指摘された亀梨。料理人、芸人、芸術家と、アイドルとは違う視点からのカッコよさを学ぶことに。ギャグを披露したり、受け身を1時間取り続けたりと、これまでの亀梨からは見られなかった、親しみやすさが見えてきた。番組で共演してきた、くりぃむしちゅーの上田晋也や、女優の菜々緒からは「もっとかっこ悪いところも見せて」「完璧すぎて近寄りがたい」という言葉がかけられており、ソロとなったらもっと柔軟な亀梨が期待できるのではないか。

中丸はマイペース過ぎる!

 ジャニーズの同期で、プライベートでも旅行に行く仲だというNEWSの増田貴久から「自分のタイミングで動き過ぎ」とタレコミされた中丸は、遅刻でマジギレをされるというドッキリを仕掛けられることに。強面な的場浩司が、迫真の演技で中丸にお灸をすえる。緊迫した空気の中、ドギマギとする中丸にタネ明かしをすると「1回泣いていいですか」と、目をうるうる。このリアルなリアクションこそ、中丸の魅力。マイペースすぎる行動を反省するコメントを添えていたが、きっとそれでも許される中丸の愛され力が、そこには隠されているのだろう。

上田が原宿系男子“たつぽよ”に!?

 舞台で共演した中村獅童に「男っぽくて、優しくて、傷つきやすい」と絶賛されつつも、人見知りを直すべきと言われた上田。いかついファッション、鋭い目つき、ガラの悪い歩き方を、中性的な魅力で人気の読者モデル・りゅうちぇるが先生となって変身させていく。マッシュルームヘアに、パステルカラーのコーディネート、「ポヨッポヨッ」と弾むように歩く…など、最初は抵抗していた上田も「とっつきやすくなるなら、がんばる」と無邪気な笑顔を見せた。MCの櫻井翔も「いいじゃん」とべた褒め、ネット上でも「たつぽよかわいいー」と話題になった。

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