AAA、西島隆弘・浦田直也・末吉秀太・伊藤千晃が語る“これまでの10年とこれからの10年”

AAA西島・浦田・末吉・伊藤インタビュー

伊藤千晃「怖いもの知らずでいろんなことに飛びつくパワーがあった」

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――昨年から10年を振り返る機会が多かったと思いますが、実感はどうですか?

伊藤:私のなかでも“10周年らしくしたい!”という意識があって、インタビューで自分の言葉にすることで、実感していっている部分が大きいと思います。

――あらためて、伊藤さんの原点について伺いたいと思うのですが、音楽との出会いはどんな形だったのでしょう?

伊藤:初めて衝撃を受けたのは、中学2年生のころ、浜崎あゆみさんの「SURREAL」のMVを観たことですね。今と違ってインターネットで探すこともできないから、どうしても観たくて音楽番組を必死でチェックしたり、MVが流れるカラオケに行ったりしていました。でも、私も音楽を仕事にしたいとか、芸能人になりたいとか、そういうことは全然思っていなくて。ただ、物心がついたころから好奇心が強くて、“ただレールの上を歩くのはイヤだ”と思っていました。3姉妹の一番下なんですけど、母に話を聞くと、“あなただけ家出をしようとしたわね”なんて言われます(笑)。

――いま当時を振り返ると?

伊藤:やっぱり、末っ子だから守られていたんだ、と思います。本当に困ったら誰かが必ず助けてくれる……みたいな気持ちがあったからこそ、怖いもの知らずでいろんなことに飛びつくパワーがあったというか。家族や周りの人に感謝ですね。

――そんななかで、avexのオーディションを受けることになったのは、どんな経緯があったのでしょうか。

伊藤:高校3年生の夏休み、浜崎あゆみさんが表紙だった『Popteen』という雑誌を買ったら、オーディションの告知があったんです。これも好奇心で、母に見せてみたら“夏休みでダラダラしているくらいなら、1度試してみて、ちゃんと落ちて来なさい”“そこで自分を知って、刺激を受けて、勉強も頑張るのよ”と(笑)。実際に受けてみたら、合格することができて。

――お母さんも驚いたでしょうね(笑)。

伊藤:最初は疑っていました(笑)。私も“浜崎あゆみさんみたいなことがしたい”“カワイイ服を着てステージに立ちたい”くらいの感覚で、後先は考えていなくて。

――ちなみに、オーディションではどんなことをしたのでしょうか?

伊藤:歌や演技の審査はもちろんなんですけど、よく覚えているのが、“特技を披露してください”という課題で。私、特技なんて何もなかったので、母に相談してみたら、“鳴子踊りをやればいいじゃない”って(笑)。ハッピを着て、カチャカチャ鳴る“鳴子”を持って踊る、名古屋の伝統文化なんですけど、ジャズダンスやヒップホップも踊れないし、楽器もできないし、“それしかないでしょ”って。すっごく恥ずかしくて、顔も真っ赤になりながら踊りました。後々になって審査をしていた方に話を聞いていたら、“顔を真っ赤にして一生懸命踊っている姿がよかった”らしいです。母の意見は聞くものですね(笑)。

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――2004年7月にオーディションに合格して、AAAへの加入は約1年後の6月でした。

伊藤:オーディションに合格しても、デビューができるかどうかはわからなかったんです。そんななかで、スタッフさんから“実はもうAAAというグループがあって、メンバーはレッスンを続けている。もうひとり女子メンバーを探しているんだけど、やってみない?”と言われて。もちろん、“がんばります!”と答えました。

――最初はメンバーに追いつくのが大変ですよね。

伊藤:ちゃんとしたレッスン期間もなくて、歌もダンスも全然できなかったんです。でも、先生から“あなたのスキルが追いつかない限り、メンバーとは絶対に踊らせません”と言われて。

――それはプレッシャーですね。

伊藤:そこから、本当に全力疾走しているようなペースでダンスレッスンを続けました。ライブも想定して、水も飲まなかったんですよ。それを毎日続けて、数カ月後、やっとメンバーと合流することができて。すごくうれしかったですけど、まだほんの始まりなんだなと思っていました。心が折れそうになってもハードなレッスンを続けられたのは、やっぱり初めて「SURREAL」のMVを観たときの衝撃が身体に残っていたからですね。“必ず乗り越えて、あの世界に行くんだ!”って。

――他のメンバーは、すでにグループとして動いていたわけですよね。

伊藤:それはそれで、すごく大変だったと思いますよ。せっかくグループとしてパフォーマンスを固めてきたのに、“ひとり入ります”となると、ダンスのフォーメーションも変わってしまうし、後から追いついてきた私とはまた違う苦労があったはずで。まずは中に入れてもらわなきゃ、と思いました。私より歌える子も踊れる子もたくさんいたし、ちゃんと認められないと落とされちゃう、と思っていたんです。それに、“選んでもらったからには、絶対にガッカリさせられない”という思いも強かったですね。

【インタビューの続きは『AAAぴあ』にて】

(取材・文=吉羽さおり/写真=竹中圭樹【D-CODE】)

■書籍情報
『AAAぴあ』
発売:4月2日
価格:1,620円

【コンテンツ】
○AAA 10th Anniversary SPECIAL 野外 LIVE in 富士急ハイランド Report
 2015年9月に行われた記念すべき10周年アニバーサリーライブにして
 初の単独野外公演の表と裏をレポート
○MEMBER INTERVIEW これまでの10年と、これからの10年
 7人それぞれが語る過去・現在・未来のAAA
○AAA を敬愛する後輩グループからのメッセージ
 Message from Da-iCE
○AAA が敬愛する先輩からのメッセージ
 Message from 小室哲哉
○AAA History 2005-2015
○2011?2015 年 AAAグッズ写真館
○AAA DISC REVIEW 50SINGLES & 10ALBUMS
○緊急アンケート企画 「ファンが選ぶ、あの名曲!」
○QUESTION & ANSWER AAA メンバーがファンの質問に答えてみた!
○AAA ファンの『視点』
 あなたの「ファンになったきっかけ」は?
 「AAA のファンでよかった!」と思う時は?
 あなたの好きなメンバーを動物に例えると……?
 ファンが考える「AAA 史上最大のトピック」とは?
 AAA に楽曲提供してほしいアーティストは?
 記憶に残るライブの名シーンは?
 20 周年にむけて、AAA に挑戦してほしいことは?
 めざせ 20 周年! ファンからのメッセージ!

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『AAA ARENA TOUR 2016 - LEAP OVER -』のタイトルロゴ。

■リリース情報
『NEW (ニュー)』
発売:6月8日(水)
価格:CD+DVD(スマプラ付き) 税抜1,900円
   CDのみ(スマプラ付き) 税抜1,100円
   FC限定 CD+NEWシャワーサンダル(スマプラ付き) 税抜3,000円

<CD収録内容>※CD+DVD版、CDのみ版
1.NEW
2.タイトル未定
3.NEW (Instrumental)
4.タイトル未定 (Instrumental)

<CD収録内容>※FC限定版
1.NEW
2.タイトル未定
3.タイトル未定 (REMIX)
4.NEW (Instrumental)
5.タイトル未定 (Instrumental)

<DVD収録内容>※CD+DVD版のみ
1.NEW (Music Clip)
2.NEW (Music Clip Making)

初回封入特典:トレーディングカード(全8種類のうち1種をランダム封入)

各形態の詳細はこちら

■ライブ情報
『AAA ARENA TOUR 2016 - LEAP OVER -』
5月11日(水)マリンメッセ福岡
5月12日(木)マリンメッセ福岡
5月21日(土)千葉・幕張メッセ9-11ホール
5月22日(日)千葉・幕張メッセ9-11ホール
5月26日(木)愛知・名古屋 ガイシホール
5月28日(土)愛知・名古屋 ガイシホール
5月29日(日)愛知・名古屋 ガイシホール
6月2日(木)大阪城ホール
6月4日(土)大阪城ホール
6月5日(日)大阪城ホール
6月18日(土)広島グリーンアリーナ
6月19日(日)広島グリーンアリーナ
6月25日(土)新潟朱鷺メッセ
6月26日(日)新潟朱鷺メッセ
7月2日(土)千葉・幕張メッセ9-11ホール
7月3日(日)千葉・幕張メッセ9-11ホール
7月9日(土)北海道・真駒内アイスアリーナ
7月10日(日)北海道・真駒内アイスアリーナ
7月15日(金)サンドーム福井
7月16日(土)サンドーム福井
7月23日(土)宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
7月24日(日)宮城セキスイハイムスーパーアリーナ

AAAオフィシャルサイト

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