ブランドデザイン・コンテスト『BranCo!(ブランコ)』レポート&メンバーコメント

乃木坂46が東京大学でプレゼンテーション 生田絵梨花「メンバーそれぞれの個性が発揮できた」

秋元真夏

ーーまずはプレゼンテーションを終えた感想をお願いします。

伊藤かりん(以下、伊藤):神宮や3万人の前より、全員の顔が見える今回のほうが緊張した気がします。結果的に学ぶことができたし、プレゼンも成功したのでいい経験になりました。

松村沙友理(以下、松村):参加している皆さんがまじめに取り組んでいるものなので、その雰囲気に入っていくのには緊張しましたが、私たちも一生懸命考えて作ったものを見てもらえてよかったし、思ったよりいい反応で安心しました。

秋元真夏(以下、秋元):すごく緊張しましたが、メンバーに助けられてなんとか無事に終えることができました。私たちは大学生というわけではなく、乃木坂46として出させていただいているので、レベルの差があると思うんですが、それでも、皆さん真剣に聞いてくださっていて、中にはメモを取ってくれる方もいて、嬉しかったです。

若月佑美(以下、若月):立場は違えど、年齢的には同じ方がたくさん集まっていて。私たちは自分たちにしかできないものをということでプレゼンして、少しでも新しいものを見つけたような反応が見られたので嬉しかった。

生田絵梨花(以下、生田):普段のライブとは違うので、場違いじゃないかと思ったけど、かつてないぐらい真面目に議論しあって。それをちゃんと詰めてステージに立ったら、いい交流ができたと思います。あと、発表の場では実演したりコール&レスポンスを導入したりと、自分なりの工夫ができたと思います。

生田絵梨花

ーー企画を通じて、新たに見えた乃木坂46や、一緒に組んだメンバーの一面は?

生田:アイディアを出す人と、それをまとめる人、形に起こす人などがいて、メンバーそれぞれの個性が発揮できたなと感じました。

松村沙友理

ーーちなみに、この5人はどういう役割をそれぞれ担ったのでしょう。

伊藤:アイディアは……(全員が松村を指さす)

秋元:ポンポンといろんなものを出してくれて。良いものもそうでないものもあるんですけど……(笑)。で、それを私たちがまとめるんです。

伊藤:今回の『コミュカ』も松村さんの案です。

松村:普段から思いついたら言っちゃうんですけど。この4人はとくに言ったことについて、ダメだったら「ダメ」って指摘してくれるから、安心して話せました。

若月:生ちゃんも結構アイディア出ししてたよね?

生田:『コミュカ』の表紙が、5人の手を撮ってつなげたものなんですけど、それは私が考えました。最初は絵で提出したんですけど、みんなから却下されて。改めて思っていることを伝えて、それを形にしてくれたのが今回の表紙です。

若月:はじめは「5」に手が生えていて、気持ち悪かった(笑)。

秋元:若月はみんなで話していると、パソコンで書記をやってくれたり、いつの間にかデザインを作ってくれていたりするんですよ。

伊藤:あと、真夏さんはこのチームの軸で。

生田:真夏がいないとチームがまとまらないからね(笑)。

若月:基本的に台本の文章は、全部真夏が作っています。で、それをプレゼン資料としてまとめるのが、かりんなんです。

伊藤かりん

ーー今回のテーマは、正直「何をやったらいいんだろう?」というものだったと思うのですが、最初はどういうところから議論していったのでしょうか。

若月:最初はポストイットで一つのお題に対して、ずっと書いて貼り出したりして。どんどん範囲を狭めていって、今回のプレゼン内容にたどり着きました。

秋元:なので、だれが案を出したというより、一つ一つを細かく相談しあっているという感じなんですよ。

松村:多数決もかなり取ったよね。だからこそ、いつもなら遠慮して言えないことも言えた。

若月佑美

ーー最も議論が活発になったポイントは?

若月:アウトプットとして何を提案するか、ですね。何か一つでも隙があって、それを指摘されて答えられないようじゃだめだから、メンバー内でも1人の提案に対して、ほかの4人が質問したりしました。

伊藤:あと、4人が選抜で私がアンダーなので、会える時間があまりなくて……。それでもLINEでグループを作ったりして、何とか作り上げました。

ーーその短い時間で、あれだけ整ったプレゼンテーションができたのは本当にすごいと思います。

全員:嬉しい、ありがとうございます!

(取材・文=中村拓海)

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