三代目J Soul Brothers、2016年は“各メンバーの個性”が前面に? 直己&NAOTOに寄せる期待

 2月8日深夜の『週刊EXILE』(TBS系)で、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの年末年始に密着した模様が放送された。年末年始は各種受賞式や音楽番組への出演で大忙しだった彼らだが、2015年の一年を通して飛躍の年となったことは間違いない。

 その大きな一つとして、初のドームツアー『三代目J Soul Brothers LIVE TOUR 2015“BLUE PLANET”』で、全21公演を完遂したことが挙げられるだろう。DJ MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMAが所属するユニット・PKCZやCrystal Kayがスペシャルゲストとして登場したり、数百人規模のパフォーマーを従えた演出を取り入れるなど、今やLDHグループの人気を牽引するグループであることを証明するかのような壮大なパフォーマンスを披露した。

 2014年リリースの「R.Y.U.S.E.I.」の大ヒットが、結成以来の夢だったというドームツアー実現までグループを一気に導いたことは周知の事実である。2015年も引き続き「R.Y.U.S.E.I.」の人気は衰えることはなく、先述のドームツアーでは公演中にメドレーとアンコールの2回に渡って披露され、年末年始のさまざまな番組出演でも度々「R.Y.U.S.E.I.」を披露した。通常であれば、その年に発表した新曲を優先的にコンサートや音楽番組での披露曲として選出することが多い。しかし、グループを応援してくれたファンへの感謝の思い、視聴者へのサービス精神といった三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの心意気のようなものがあったからこそ、2015年も「R.Y.U.S.E.I.」のパフォーマンスを身近に楽しむことができたのかもしれない。

 とは言え、2015年に発表した新曲もしっかり音楽シーンに根付かせることができたという点で、彼らの人気は安定したものであることがわかる。「Summer Madness」では『第48回 日本有線大賞』を受賞、「unfair world」では『日本レコード大賞』を2年連続受賞するという栄誉をつかんだのである。同番組内では、受賞後のメンバーにインタビューを行っており、『日本有線大賞』について小林直己は「全国の応援してくださっている皆さんのおかげだなと本当に心から思います。2016年もまた戻って来れるようなアーティストになれるように、作品を作り続けていきたいなと気合が入りました」とコメント。『日本レコード大賞』についてNAOTOは「グループとしていよいよ地に足をつけなきゃいけない。地に足をつけて、レコード大賞を2回取らせて頂いたアーティストとして恥じぬようなアーティストになっていこうという思いが賞を頂いた瞬間から生まれたような気もします」と述べた。ともにリーダー&パフォーマーをつとめる直己とNAOTO。直己はファンに対する思いを、NAOTOはグループとしての自覚について語っていたのが印象的だった。グループ内外にそれぞれ目を向けたバランスの取れたリーダー2人の存在により、グループとしての結束力はますます強固なものとなっていくのではないだろうか。

関連記事