“ショートカット女子”には物語がある? 少女写真家とアイドルがその魅力を探る

 少女写真家・飯田えりか、ショートカット推進委員会委員長を務める佐々木花の2人が中心に制作した写真集『0410(ショート)』の発売記念イベントが、10月24日にdues新宿にて開催された。

 同イベントは、ディスクユニオンが運営する書店・ブックユニオンによるライブ・トークイベントシリーズ『ブクドル・ユニオン』の第2回。ディレクターを務めるアイドル専門ライターの岡島紳士氏が、アイドルや音楽、本と関連した企画を展開していくもので、前回はマンガ『ミリオンドール』を題材に、作者の藍とMaison book girl、篠崎こころが出演。第2回は、ショートカット推進委員会写真集『0410』を題材に、少女写真家・飯田えりかと写真集に出演している「ミスiD2015 山戸結希監督賞」を獲得した堀越千史、ジュネス☆プリンセスの中嶋春陽、神宿の小山ひながトークゲストとして登壇した。

小山ひな(神宿)

 冒頭、飯田が『0410』を出版する以前、クラウドファンディングのサイト「キャンプファイア」にて資金を集め、1st写真集『LIFE is SHORT』を制作したこと、その写真集を作るために発足したのがショートカット推進委員会であることを説明。岡島がなぜショートカットにこだわるのかについて質問すると、飯田は「もともとロング主義な子が多かったと思うんですけど、徐々にショートカットが増えてきてるなと。代表の佐々木が根っからのショートカット好きで、私もそこに賛同した形です」と委員会発足の経緯を語った。

 今回イベントに登壇した堀越、小山、中嶋がモデルとして選ばれたわけについて飯田は「写真集とは別に、『ショートカット推進委員会』の公認モデルたちの画像をホームページのギャラリーにアップしていたんですけど、そのメインモデルを堀越千史さんに頼んでいて。堀越さんはミスiDのオーディションで知り合って、どこにも所属していないフリーだったので私から直接お声がけをしました」と堀越との出会いを話し、続けて中嶋、小山については「CHEERZというアイドル応援アプリが写真集とコラボしてくださって、そこのページでショートカットタグを付けて頑張ってくれた春陽ちゃんと小山さんに是非という形でお声がけさせて頂きました」と2人との出会いについても述べた。

中嶋春陽(ジュネス☆プリンセス)

 また、普段どうやってモデルを探しているのかを飯田は、「ほぼTwitterで探してます。私、Twitterは女の子探すためにしか使ってないので」と答え、それに岡島が「会場のお客さんもみんなそうですから大丈夫ですよ」とコメントし、会場が笑いに包まれる一幕も。実際の撮影時のエピソードとして、小山は「撮影場所がアンティーク家具のある場所での撮影だったで、すごい楽しかったです。また撮ってください」と飯田の肩をさすりながら懇願。中嶋は、「当日は中のスタジオだけで撮る予定だったんですけど、晴れていたので『外でも撮っちゃおうか!』っていうことで撮ってもらってました」と急遽予定を変更して撮影したエピソードを語った。

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