[Alexandros]、約8年ぶり代々木の地で1万人熱狂 広い地平への一歩を実感させるライブに

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 その後、川上は「新曲やってもいいですか? でも、すでにこの曲はみんなのものです」と語り、疾走感がバンドの勢いを表現するかのような『ALXD』のリード曲「Famous Day」を演奏。本編最後は、映画主題歌にもなり、バンドの名前を広く知らしめた「ワタリドリ」で、一度ステージを後にした。

 アンコールでは、川上が演奏前に「今日は高いお金を払ってきてくれてありがとう」とおどけたあと、新アルバム収録曲の「Dog 3」をライブ初披露。2ndアルバム『I Wanna Go To Hawaii.』内に収録している「Cat 2」の続編ともいえる同曲では、間奏で庄村聡泰(ドラム)が高速でバスドラムを踏み、磯部寛之(ベース)が激しいベースプレイを、川上と白井がメタルバンドのような高速ギターリフを弾くなど、ハードなアプローチで観客のテンションを上昇させた。

 最後のMCで、白井は「ここでメンバーと再会して、バンドへの加入が決まったから、この場所は人生のターニングポイントになった特別なところ」と、転機が訪れた場所であることを語ると、川上は「あの時見てくれた10人のお客さん、本当にありがとうございました。そしてこれからの俺たちを応援してくれる人たちも、ありがとうございます。最高の場所に連れて行くのでよろしくです!」と叫び、「spy」を熱唱。彼らの決意を綴った同曲で、川上は奇しくも雨が上がった空に向かい<明日空が晴れ渡って 雨上がって 地固まって 青色が零れればいい>と噛みしめるように歌い上げ、この日のライブは終了した。

 バンドがより広い地平へと踏み出したことを、ファンも本人たちも実感したであろう今回のフリーライブ。次のステージへ進んだ[Alexandros]は、ロックシーンをどこまで変革させるのか。期待して見守りたい。

(文=中村拓海)

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