“ジャニーズJr.黄金期”の再来なるか? 嵐、タッキー&翼、関ジャニ∞に続くスター候補を展望
いまやジャニーズの中核を担うグループとして多方面で活躍する嵐、タッキー&翼、関ジャニ∞の3組。彼らが現在のジャニーズ人気を牽引していることは、もはや説明するまでもないだろう。
そんな彼らは97~02年くらい、“Jr.黄金期”と呼ばれる時期にジャニーズJr.としてともに活動をしていた。そのため、現在も「もしかしたら嵐にタッキーが入っていたかもしれない」といった話が、ファンやメディアの間で語り継がれている。
ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏は、当時の状況を振り返り、次のように語る。
「当時のJr.では“東の滝沢秀明、西の渋谷すばる”といわれるほど、滝沢さんと渋谷さんが人気を博していました。一方で、櫻井翔さんや松本潤さん、村上信五さんなども人気メンバーとして活躍していました。才能のある人が一気に出てきた時代で、おたがいに切磋琢磨する環境だったと思いま す。いま思うに、あの時代からジャニーズ内で自分にしかない特技を磨いたり、キャラクター性を重視したりする傾向が生まれてきたように思います。その結果として、現在は3つのグループの特性がきれいに棲み分けされたのではないでしょうか。嵐がメンバー間の仲の良さを魅力として打ち出し、メディアスターとして圧倒的な人気を誇る一方、タッキー&翼は舞台に力をいれて伝統的なジャニーズのマナーを引き継いでいますし、関ジャニ∞は関西グループらしいユニークさが人気に繋がっています。たとえば滝沢さんが嵐に加入していたら、きっと圧倒的なセンターになってしまい、いまの嵐の形にはならなかったでしょうし、渋谷さんもまた、いまとは違った形でソロデビューしていたかもしれません。3つのグループはデビュー後、振るわない時期も経験していますが、いまはそのバランスがうまく機能していると思います。Jr.黄金期に切磋琢磨した経験が、こうして実を結んだと考えると感慨深いものがありますね」