Hey! Say! JUMP、2015年は“勝負の一年”に 大所帯グループはどう飛躍する?
Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務める映画『暗殺教室』(3月21日公開)の主題歌「殺せんせーションズ」が、話題を呼んでいる。歌うのは、謎の9人組「せんせーションズ」。劇中に登場するキャラクター「殺せんせー」を仕留めるために送り込まれた暗殺集団だったが、任務に失敗。映画のヒットに向けたプロモーションに尽力するというミッションを課せられたのだとか。果たして、一体何者なのか。だが、「9人組」というキーワードから、すでにファンたちは「せんせーションズの正体は、JUMPで間違いない」と確信している様子。3月18日の発売日を楽しみにしているのだ。
この9人という人数の多さは、Hey! Say! JUMPの醍醐味であるが、同時に最大の壁にもなりうる諸刃の剣だ。一人ひとりの存在感が目立ちにくく、音楽番組でも全員が一度に映されるとファンでさえ目当ての人を探すのにひと苦労するほど。1曲という限られた時間のなかでは、9人が平等に映ることも難しく、特定のメンバーばかりに目がいく形になりがちだ。そこから、個人の魅力を伝えるのは厳しい現状があった。
だからこそ、デビューからこれまで個人単位の活動が目立ってきたのではないか。まずは、一人ひとりの名前と顔を知ってもらう。それも、いわゆるジャニーズドラマではない枠での出演が増えてきた。ドラマ「半沢直樹」で部下役を務めた中島裕翔は確実に知名度を上げ、立て続けにドラマに出演。また昨年4月には有岡大貴、八乙女光が情報バラエティー「ヒルナンデス!」の火曜レギュラーに。もともと「ジャニーズを知らなかった」という人たちにも、JUMPを知るキッカケを作り出したのが2014年までの動きだったように思える。そして2015年。今こそ、9人という醍醐味をフルに発揮させるときなのではないか。