「乃木坂46は、まだちっぽけな存在」 秋元真夏・生田絵梨花・高山一実が語る、グループの課題と未来

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左から、高山一実、生田絵梨花、秋元真夏。

「『せっかちなかたつむり』が一位じゃなくて悔しかった」(高山)

――新曲も8曲収録されていますが、新録曲のうち「革命の馬」には、白石麻衣さん、橋本奈々未さん、深川麻衣さん、松村沙友理さんとともに、秋元さんと高山さんが参加されていますね。

秋元:「革命の馬」は変わってる曲だよね。イントロとか聴いても乃木坂の歌じゃない感じがするんですよ。アジアンテイストというか。

高山:この6人のメンバーでなんでこういう歌なんだろうって最初は思ったんですけど。でも聞いていくうちに好きになっていきました。

秋元:若い子が共感してくれる曲なのかなと思います。都会っぽいというか、現代っ子っぽい歌詞がいっぱい入ってるなあという感じですね。変わった曲調と歌詞の組み合わせが面白いなあと思います。

高山:乃木坂46の曲、渋谷が舞台になることが多いですね。「偶然を言い訳にして」とかもそうだし。“乃木坂”46なんですけどね(笑)。

――生田さんのソロ曲「あなたのために弾きたい」も『透明な色』には収録されています。

生田:ピアノの音色に合わせた歌で、歌詞的にもピアノを習っている子が主人公なので、すごく感情移入しやすいですね。この曲には自分の思いも重ねて歌ってますし、ライブで直接ファンの方に向けて歌う機会があったらいいなと思います。

――『透明な色』にはファン投票で選ばれたこれまでのシングルのカップリング曲も10曲収録されています。この中で特に印象に残っている曲はありますか?

高山:「せっかちなかたつむり」ですね。どの曲に投票してほしいかファンの方に聞かれた時にも、「せっかちなかたつむり」がいいなって答えてて。投票の中間速報では一位だったんですよね。だから、一位を狙えてたはずなんですよ。AKB48さんのような総選挙は経験したことがないですけど、やっぱり速報一位で、最終結果が三位だったのはちょっと悔しかったですね、自分一人で歌っているわけでもないんですけど。バナナマンの設楽(統)さんも好きな曲だってラジオで言ってくださって、たまに口ずさんでくれてたりするんですよ。一人一人歌っていくのでコールもしやすい曲です。歌い方もみんな自由なんで、まっつん(松村沙友理)とかもめっちゃ可愛くて、ななみん(橋本奈々未)もクールだけど歌声が可愛いし。そういうところも聞いてほしいです。

生田:私はやっぱり「ダンケシェーン」ですね。投票で10位ギリギリに入って、本当に良かったなって安心しました。私たちでこの曲の合いの手動画を作ってアップしたんですけど、ファンの方がそれを見て覚えてきてくれて、実際にライブの時にやってくれるようになったので、それもあって盛り上がる曲になりました。この合いの手動画は、作ろうと思い立ったその日にみんなに電話して急遽集まってもらったんです。レッスン着で、「みんなメイクしてきてね」って言って。それで合いの手を作ってスマホで撮影したんです。そうやって、この曲をみんなでさらに作り上げていったので思い出深いですね。

秋元:収録されているカップリング曲で私が参加しているのは、「世界で一番 孤独なLover」なんですけど、この曲のミュージックビデオの撮影ではすごく泣いてしまったんです。その頃はまだ撮影にも慣れてなくて、撮影のたびに大泣きしてたのでそれを思い出しますね。この時のシングル『ガールズルール』でセンターもまいやん(白石麻衣)に代わったんですね。この先に乃木坂46はまたどんどん変わっていくのかなって思っていた当時の感情を、「世界で一番 孤独なLover」を聞くと思い出すんですよ。ファンの方にも、この時にセンターも変わったんだなとか、当時を振り返りながらいろいろ感じてもらえたらいいなと思います。

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