乃木坂46、活動初期の裏事情を明かす 西野七瀬「心がそんなに強くなかったから辛くて……」

 番組後半では、乃木坂46に訪れた大変革として、2012年10月に起こった4thシングル『制服のマネキン』選抜発表における、秋元真夏の学業による休業からの復帰を取り上げた。秋元は当時について「この番組の収録を見学している時に名前を呼ばれた。この日は眼科に行こうとしていて、見学に行こうかどうか迷っていたので、もし行ってなかったらどうなってたんだろう」と語ると、生田絵梨花は「真夏は学業のために休んでたので、真面目なイメージだったけど、帰ってきたら『まなったんって呼んでね』という感じだったので、イメージと違ったしみんな衝撃だった」と当時のリアルな反応を明かした。また、星野みなみは「ダンスの練習でジャンプの振り付けがあって、真夏だけジャンプの浮いてる時間が短くて。『1年も休んでたのにジャンプもできないのか』と思った」と、当時抱いていた疑念を暴露した。

 また、中元日芽香はこの選抜発表について“アンダーのモチベーション低下”を挙げ、その理由について「私の立場から言うと、当時は選抜に入ったことがなくて、どうしたらいいのか分からなくなっているなかで、(突然復帰した)真夏が選抜に入って…」と涙ながらに語り、バナナマンの2人から慰められた。続く高山も「真夏が復帰して、その前に福神メンバーだったなぁちゃん(西野)が後ろに下がって、真夏がその前に来た。当時は2人の一番近くにいて、ダンスの練習でも喋らなかったことを気にしていた」とグループの裏事情を暴露した。西野は「その年は喋ってなかった。当時は心がそんなに強くなかったから辛くて……。自分がダメな子だったから自分から話しかけることができなくて……」と目を潤ませた。

 秋元はこの逆境において「(星野)みなみが途中から入ってきたことも気にせずに喋りかけてくれた」と、星野に助けられたことを語った。これに対し、星野は「雰囲気がやわらかかったし、お姉ちゃんみたいだったから」とお互い相談しながら活動していたことを明かした。また、中田はこの時期に「アンダーに落ちて、2週間丸ごとオフになって、家を出る理由が無かったのでパズドラ(スマートフォン用ゲーム『パズル&ドラゴンズ』)を無課金で極めた」と、争いとは無縁だったことを明かし、スタジオを爆笑させた。

 最後は生田が、『制服のマネキン』のリリース時期だった2012年12月周辺の出来事について「みなみが反抗期を迎えて、メイクが濃くなったりした」と明かすと、星野は「まわりの友達が遊んだりしてたから、友達がギャルっぽいメイクをしていて羨ましくなって、自分で足したりしてスタッフさんに怒られた」と、当時の反抗期時代を振り返り、番組が終了した。

 メンバーが様々な過去を赤裸々に語った今回の放送。次回は「乃木坂46オモテ年表・ウラ年表(後編)」をオンエアする予定だ。

(文=向原康太)

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