V6、新シングルで見せた高い歌唱力 万能型エンターテイナーの“職人気質”に迫る
約1年ぶりとなるNEWシングル『涙のアトが消える頃』をリリースし、8月29日放送の『ミュージックステーション』にも出演するなど、久しぶりに音楽活動を活発にしているV6。メンバーの井ノ原快彦が出演しているテレビドラマ『警視庁捜査一課9係』の主題歌でもあるシングル表題曲は、センチメンタルなバラードだ。
V6は歌担当の割り振りが比較的平等なことでも有名なグループ。何かとメンバー格差が話題になるジャニーズにおいては、珍しいスタイルだ。今作もオープニングから、ソロパートでメンバーの歌声をたっぷり楽しむことができる構成になっており、森田剛や三宅健のキャラメルボイス、そして坂本昌行の伸びのある歌声が心地よい仕上がりだ。
全員が高い歌唱力を持ち、歌ってよし、踊ってもよしなグループであることを、改めて認識させた今回のシングル。また、彼らは演技のスキルも高く、常に誰かしらがドラマや舞台に出演している。現在、岡田准一が大河ドラマ『黒田官兵衛』の主演をしているのはもちろんのこと、三宅は舞台『炎立つ』に出演中。9月には坂本、井ノ原、長野博の年長組3人が10年ぶりの共演となるミュージカル『ON THE TOWN』、11月には森田の舞台『ブエノスアイレス午前零時』が控えている。
さらに9月14日には坂本がレシピ集『坂本昌行のOne Dish』を発売。また、井ノ原が朝の情報番組『あさイチ』で司会としても活躍しており、出演した大竹まことから「ジャニーズのアイドルは、前に出てなんぼの仕事の人なのに、沈着冷静なおもしろいアナウンサーのようなクールな仕切りだった」と絶賛されたほど。