赤西仁、自主レーベルからの新曲は約4万枚売上げ 芸能界復活への足がかりとなるか 

参考:2014年08月04日~2014年08月10日のCDシングル週間ランキング(2014年08月18日付)

 関ジャニ∞の、エイトレンジャー名義でのセカンドシングルが一位。ファンはもちろんご存じだと思うが、これは同名の映画と連動した作品。今回は映画の続編が公開されることになったので、それに合わせたリリースとなった。

 ちなみに2012年に発売された1枚目は初週で33万枚を売り上げて、これは年間シングルベスト20に入り、この年に嵐に次ぐ好成績を収めたジャニーズ系のシングルとなった。もちろん、関ジャニ∞のシングルとしてもこの年一番のヒット作だ。それに比べると、初週20万枚という今回は、イマイチ伸びてないということになるだろう。原因はいろいろ考えられて、映画もまあ続編だから注目度が低いのかもしれないし、関ジャニ∞名義でのシングルが7月にリリースされたばかりだからプロモーションやファンの購買意欲が分散されたというのもあるだろう。しかし枚数で見ると7月の『オモイダマ』も初週16万枚だったわけで、今年2月に初週35万枚を記録した『キング オブ 男!』に比べると落ち込みを感じさせる。地力のあるグループなので危なげではないが、この数字的な落ち込みが目立ってしまわないようにしていきたいところ。

 2位は赤西仁。ジャニーズを離れ、ワーナーも離れて、自身によるインディーズレーベルからリリースされた1枚目が4万枚弱という数字が多いか少ないかは評価の分かれるところだろう。ちなみに4万枚弱という数字は何か見覚えがあったのだが、これは今年2月にリリースされた、ex.ファンキーモンキーベイビーズのファンキー加藤のファーストソロシングルとちょっと似た数字ではないか。いや、だからダメだというのではない。むしろインディーズで対等の数字を出したのだから、これはすごいのではないか。この結果をうまく利用してアーティスティックな実力派というキャラをなるべく短期で世間に印象づけることができれば、ジャニーズを去ったタレントとして芸能界で一定の地位を築いていけるかもしれないと思う。

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