石野卓球『WIRE13』開催直前インタビュー(後編)

「このメンツではもう観られないかも…」 石野卓球が『WIRE13』のアクトを語る

冗談を交えながらのトークが卓球氏らしい。

――それは観に行った方がいい(笑)。ところで、この15年でリスナーの反応には変化がありましたか?

卓球:もちろん。だって15年前に20歳だった人は、今はもう35歳だからね。中にはずっと来続けてくれている人もいるけど、やっぱり人は入れ替わっている。確実にお客さんの遊び方が変わってきたのは、10年くらい前かな。トランスが一般的になって、その後にビッグビートが流行った時くらい。テクノ以外のジャンルから間口が広がったのか、いろんな層のお客さんが来るようになった。たとえばギャルの女の子なんかもいるよね。

――相対的に、ディスコグラフィーを追いかけて音楽を聴くような、コアなテクノファンの割合が減った?

卓球:そうかもしれない。それ以上に、楽しく踊る感じというか、ポジティブに遊ぶ人が増えたのかな。そのおかげで、ピークの盛り上がりのレベルが、昔は70だったとすると、今は100くらいになっていると思う。テクノをベースにして音楽を聴いていた層と、新しいお客さんの層は遊び方が違う面もあるかもしれないけど、WIREみたいなデカいイベントだと、全員で楽しく盛り上がってくれるのは、単純に嬉しいよ。

――音楽以外で新しい試みはありますか?

卓球:去年、東京ドームでやった「スーパーオクトーバーフェスト」っていう、ドイツのビールのお祭りでDJをしたんだけど、その繋がりもあってこのイベントとコラボしたビア・ホールをやります。ドイツのアーティストも多いし、せっかくだから美味しいドイツのビールとソーセージが食べられたらいいなと思って、声をかけさせてもらったら、「ぜひ一緒にやりましょう」と。これはいいアイデアでしょ?

――盛り上がりそうですね。最後に、この記事を読むファンに向けてメッセージを。

卓球: 今回は15周年のアニバーサリーだから、特別感のある一日になると思うよ。ステージ上の演出についてもそうだし、休憩スペースひとつとってもそうだし、いろんな工夫がある。その辺も含めて、楽しんでもらえるといいかな。WIREの後は、あんまり“夏フェス”って感じのイベントもなくなるから、夏の最後の思い出作りに遊びに来てほしいね。

■ニコニコ生放送番組概要
番組名:WIRE13開催直前 石野卓球×ジョルジオ・モロダー対談生中継SP
放送日時:2013年9月13日(金)21:00-22:00
タイムシフト視聴期間:30日
番組のページはこちら

■イベント情報

『WIRE13 -15th ANNIVERSARY SPECIAL-』supported by Music Unlimited
公演日:2013年9月14日(土)
会場:横浜アリーナ
時間:開場 / 開演 18:00 (オールナイト)
チケット:一般前売り (6/29~)11,550円 (税込・オールスタンディング)

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