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『魔法少女になり隊 ワンマンツアー~まだ知らぬ勇者たちへ~』ファイナル公演レポート

魔法少女になり隊がファンと繰り広げた大冒険! 全国ツアーファイナル公演レポ

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 昨年9月にリリースされた1stフルアルバム『魔法少女になり隊~まだ知らぬ勇者たちへ~』を携えて行われた、RPG系バンド・魔法少女になり隊の初の全国ワンマンツアー『魔法少女になり隊 ワンマンツアー~まだ知らぬ勇者たちへ~』ファイナル公演が、1月28日に渋谷TSUTAYA O-EASTにて行われた。

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火寺バジル
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 火寺バジル(Vo)にかけられた“しゃべれなくなる呪い”を解くために、バジル、gari(VJ/Vo)、明治(Gt)、ウイ・ビトン(Gt)の4人でバンド活動をしながら、呪いを解くキーとなる「ハピネス」を集めるための冒険の旅に出た――というストーリーの下でライブ活動を行っている彼ら。そのコンセプトだけ聞くとかなり不思議系で、女性ボーカルによるふわっとしたポップで可愛らしい楽曲を鳴らす……という印象を抱くかもしれないが、これが全くもって違う。いや、まだ彼らのライブを観たことのない方はいっそそのイメージを持ったまま彼らのライブを観て、是非とも度肝を抜かれてほしい。この日もまさにそんな「超ギャップ勝ち」的な圧巻のライブを繰り広げていた。

 暗転と同時にステージに設けられた巨大スクリーンにRPGゲームのプレイ画面(これがかなり精密!)が表示されると、オーディエンスは本当にゲームをプレイしているかの如く真剣な姿勢で画面に見入った。「オーディエンス=勇者」とメンバーがパーティーを組み、共に魔物を倒す旅に出る――という本ツアーのコンセプトを映像でしっかりと提示し、オーディエンスをゲーム世界にぐいっと引き込んだところでいよいよステージにメンバーが登場! 大歓声が沸き起こる中、gariの「魔法少女になり隊、始まるよ!」の一声を合図に「冒険の書1」を気合い満点の状態でぶっ放した。

 <魔法少女になりたい>とのシンガロングで会場が一致団結すると、「my!show!time!」へそのまま続いた。人差し指を突き上げて軽やかに飛び跳ねながら可愛らしく歌うバジルと、ゴリゴリの重低音に引けをとらないドスの効いたgariのスクリームとの相乗は、サークル・モッシュ・ダイブを巻き起こし、さらにその勢いを止めることなく「テッペン伝説」や「アルテ魔ダンテ」を経て「革命のマスク」までの7曲を間髪入れずに豪快に叩き込んだ。

 「RPG系バンド」を名乗るだけあって歌詞やメロディからもポップさはしっかりと感じる。しかし、魔物の咆哮を思わせるgariの超絶スクリームや、同期サウンドを立体化させる明治とウイ・ビトンによるツインギターの生音が放つ迫力が、そのファンタジー的な特性を殺すどころか、むしろ世界観をより肉体的にさせていることに驚く。

 楽曲と映像が織りなすそんな確立された異次元空間では、まさにゲームの中に飛び込んだかのような気持ちになれるし、童心に返ったようにワクワクしている自分に気付くことができる。それが彼らのライブの醍醐味だなと強く思う。そして熱狂極まった会場に心地好い風を通すように、明治がメインボーカルを担う「ヒトリサクラジオ」を美しく響かせると、大スクリーンには再度ゲームのプレイ画面が映し出された。オーディエンスの大声援と共にゲーム内のキャラクターがラスボスを倒すと、通常の音楽ライブとはまた違う「ゲームクリア時」さながらの一体感が生まれていた。

 そしてその空気感を味方にして後半戦がスタート。gariの「ここをお祭り会場にしようと思います!」の言葉を合図に始まった「Call me From Hell」やパラパラを彷彿とさせるクラブダンスチューン「RE-BI-TE-TO」、バジルの歌唱力が光るミディアムチューン「first star」を次々プレイし、ラストは怒涛のヘドバン嵐を巻き起こした「KI-RA-RI」をぶち込み、本編最後の一瞬まで一切減速なしでがむしゃらに走りぬけた。

      

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