Hey! Say! JUMP 山田涼介、『ハガレン』主演はハマり役? 原作との共通点を探る

 Hey! Say! JUMPの山田涼介が、漫画『鋼の錬金術師』の実写映画で主役を務めることが発表された。

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(C)タナカケンイチ

 『鋼の錬金術師』は『月刊ガンガン』で01年から10年まで連載した荒川弘原作による人気少年漫画。単行本は、全世界でシリーズ累計7000万部を売り上げているという。監督は映画『ピンポン』などで知られる曽利文彦監督がメガホンを取り、“実写化不可能”と言われていた同作をどう描くのかと公開決定時から多くの注目を集めている。山田は「エド」こと主人公エドワードを演じ、ヒロインのウィンリィ演じる本田翼のほか、ディーン・フジオカや松雪泰子など豪華共演陣が名を連ねた。

 今回の山田のエド役起用について、ジャニーズの動向に詳しい芸能ライター・佐藤結衣氏に話を聞いた。

「映画では『暗殺教室』、ドラマでは『金田一少年の事件簿』『探偵学園Q』などの実写化作品に出演してきた山田さん。『暗殺教室』でも主演を務めましたが、二宮和也さん演じる殺せんせーのインパクトが強かったこともあり、今作が山田さんの主演代表作となるのでは。男女問わずファンが多くいる作品なので、出演を機に一気に知名度をあげることになりそうです」

 原作ファンであるという山田のエド役への起用は、まさにハマり役であると佐藤氏は続ける。

「低身長で責任感が強く、守るべきもののために自己犠牲も厭わないという主人公・エドの姿勢は、山田さんと重なる点があり個人的にも実写化するときは彼ではないか、と思っていました。エドのべらんめえ口調も山田さんの話し方とハマります。また、エドと山田さんは境遇的にも近いものがある。山田さんはこれまで、妹さんの病気を家族で乗り越えたことを明かしています。兄弟にまつわるエピソードが多く、家族に対する気持ちやHey! Say! JUMPのセンターとしてメンバーを思いやる姿勢、自分の大切な存在を守ることにストイックなところが主人公とリンクするんです」

 公式コメントで「できる限りスタントは入れず、自分を追い込んでやってみたいと思っています」とアクションへの意欲を見せた山田。演技面ではどのような活躍が期待できるだろうか。

「映画『グラスホッパー』で猟奇的な殺し屋の役を演じ、小柄な体型を生かした俊敏なアクションシーンを披露しました。舞台でもワイヤーアクションに挑戦するなど、肉体派な一面があります。エド役をきっかけにさらに肉体を鍛え上げ、パワーアップしたアクションを見せてくれるのではないでしょうか。役柄的に肉体を見せるシーンも多いと思うので、鍛え上げられた肉体を目にすることができるのも、ファンにとっては楽しみのひとつとなりそう。また、山田さんの涙の演技はとても美しく、少し闇を感じさせるような悲壮感の漂う演技にも注目したいです」

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