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YUKIの次なる一手、ゲームアプリ「スリーエンジェルス」で表現したものは?

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 YUKIが、自身の楽曲「スリーエンジェルス」を2月17日、ミュージックビデオ&ゲームアプリとしてリリースした。この曲は、2014年にリリースしたアルバム『FLY』の収録曲。アルバムリリース時に行われた全国ツアー『YUKI concert tour “Flyin' High” '14~'15』で同曲を披露した際、ファミコン・ゲーム風のミュージックビデオが演出に使用され、ファンの間で話題となっていた。今回、その映像を実際のゲームとして楽しむことができるアプリをリリースしたのである。

 2015年リリースのシングル『好きってなんだろう…涙/となりのメトロ』では、気鋭のアーティスト・作家であるシシ・ヤマザキとのコラボレーションを通して、芸術としての音楽のあり方や自身のアーティスト性を提示したYUKI。これまでも様々な手法を用いて表現をしてきた彼女が、今回「ゲーム」での表現に挑んだ理由について考えてみたい。

 まず前提として、同曲のサウンドがそもそも「ゲーム」を想起させるものであるということ。アルバムで聴いている時から、弦楽器や8ビットによるサウンドが「ゲームBGM」のような印象を与える曲だった。どことなく「ゲームっぽい」と感じていた人も少なくないはずだ。また、「スリーエンジェルス」の歌詞にある「プレイヤー」に、本来歌詞が意味する“祈り”と、ゲームの“プレイヤー”という二重の意味を持たせたのではないか、とも想像する。楽曲とゲーム、どちらが先かはわからないが、YUKIらしいともいえる柔軟な発想や遊び心から、今回の取り組みにつながったのではないだろうか。

 YUKIとゲーム、新たな取り組みではあるものの、筆者は意外性よりも必然性を強く感じた。ゲーム誕生のきっかけとなった映像が先に存在したことはもちろんだが、『FLY』というアルバムが含んだヒップホップ的な要素が、「ゲーム」という表現手法とYUKIとの相性の良さを高めていると考えるからだ。これまでヒップホップでは、多くのアーティストがゲームとその音楽に影響を受け、サンプリングの元ネタやモチーフとしてそれらを活用してきた。日本では、スチャダラパーが「ゲームボーイズ」という楽曲や、ゲームソフト『ゼルダの伝説』CMでラップを披露するなど、ゲームとヒップホップの親和性を証明してきたという例もある。

YUKI アプリ「スリーエンジェルス」プロモーションムービー

     
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