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つんく♂の総合P“卒業”後、ハロプロはどう変化する? 節目の楽曲と次世代作家を分析

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 ハロプロことハロー!プロジェクトの総合プロデューサーを務めていたつんく♂。過去形となっているのは、9月10日発売の書籍『だから、生きる。』(新潮社)にて、本人の告白により、「総合プロデューサーを“卒業”した」という事実が伝えられたからである。今年は咽頭がん手術により、声帯を摘出。同氏の母校・近畿大学の入学式で自ら告白したシーンも、未だ記憶に新しい。

 第3者的な視点からも感じられるつんく♂の節目ではあるが、それは同時に、長い歴史を持つハロプロにとっての大きな節目でもあった。同著によれば、同氏が総合プロデューサーを“卒業”するきっかけとなったのは、2013年の秋頃。アップフロントの会長からの提案で、昨年、2014年10月のモーニング娘。’14によるニューヨーク公演『Morning Musume。'14 Live Concert in New York』から声帯摘出までの間で、徐々に仕事を制限するようになったという。

 ハロプロの多くの楽曲がつんく♂によるものだったのは言うまでもない。そして何より、各メンバーの歌い方や細かな表現に至るまで、つんく♂自ら声を吹き込んだデモテープがいうなれば“ハロプロらしさ”の根幹にあったのはファンならば誰もが知るところである。

 つんく♂のプロデューサー“卒業”の明確な時期こそ定かではないものの、少なくとも、声帯摘出を告白する以前に同氏の手がけた楽曲は、大きな節目を象徴するもののようにも思える。そこで、各グループが今年4月までにリリースした楽曲の中から、声帯摘出以前のつんく♂が最後に提供したと思われる楽曲を紹介すると共に、つんく♂の“卒業“へと思いを巡らせてみたい。

 さて、やはり“節目”で括るとしたら、初めに取り上げたいのはBerryz工房の『Love Togather!』である。今年3月3日、無期限活動停止に一旦の終止符を打った日本武道館での最終公演では、声も枯れがれになった菅谷梨沙子を始め、メンバーや客席が共に涙した曲としても印象深い楽曲である。

 名目上、Berryz工房にとってのラストアルバムとなった『完熟Berryz工房 The Final Completion Box』(2015年1月21日発売)の収録曲だが、自身35枚目のシングル曲に収録された『普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?』と対をなす印象もある楽曲。メンバーそれぞれの出会いのきっかけとなった『ハロー!プロジェクト・キッズオーディション』から無期限活動停止までを数えると約13年、グループ結成からも約11年の歴史を歩んできたメンバーへのはなむけとして、時に葛藤を覚える瞬間も捉えつつ、切なさを漂わせるメロディと共に仕上げている。

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