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岡田康宏が語る、私立恵比寿中学の未来

エビ中、“ももクロの妹分”から脱却なるか 人見知り集団が『Mステ』で残した爪痕

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岡田康宏
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 2月6日、念願の『ミュージックステーション』に初出演したエビ中こと私立恵比寿中学は、番組のトリで登場すると、この日のために用意された「金八DANCE MUSIC」のMステスペシャルバージョンを披露し、大きな爪痕を残した。2009年にももいろクローバーの妹分として結成されたエビ中は、日本武道館やさいたまスーパーアリーナでの単独公演を完売させるなど、人気のアイドルグループではあるが、まだ老若男女、広く一般層にまで名前が浸透するには至っていない。そんなエビ中が世間に見つかる大きなチャンス、それがMステだったし、だからこそ彼女たちはこの場に勝負をかけてきた。

 Mステで披露された「金八DANCE MUSIC」は1月28日に発売されたばかりのアルバム『金八』からの一曲だ。中学生で「金八」と言われると、TBSのドラマの方を連想しがちだが、この曲は金曜八時、ミュージックステーションの放送時間を意識した一曲。「なんとかかんとかして爪あと残してトレンド入りしたいのよ」と歌っていた彼女たちの出番が終わると、「エビ中」「ギロッポン」「爪痕」「すごい声」など、関連キーワードが次々とTwitterのトレンド入りし、見事「爪痕」を残すことに成功した。

私立恵比寿中学 『金八DANCE MUSIC』 short ver.

 こうした大舞台での強さは、ももクロ姐さん譲りのエビ中だが、グループとしての性格は正反対と言っていい。メンバー固定、わかりやすい色分けで個々のキャラを立てるももクロちゃんに対して、オリジナルメンバーで残っているのは1人だけ、メンバーの転校、転入を繰り返し、血を入れ替えていくエビ中のスタイルは、どちらかと言うとモーニング娘。の方法論に近い。圧倒的な熱量で皆を引っ張っていくのが、ももクロちゃんなら、居心地の良い永遠のモラトリアムで戯れ続けるのがエビ中だし、こうしたグループの性格の違いはメンバーの性格にも現れており、オープンマインドなももクロちゃんと違って、エビ中はスターダストきっての人見知り集団だ。

 楽曲面でも、コラボ重視で、次々と他ジャンルの大物を巻き込んでいくももクロに対して、エビ中は楽曲重視、ふざけた曲からシリアスな曲、盛り上がる曲から落ち着いた曲まで幅は広いが、共通しているのは、仮に彼女たちが歌っていなかったとしても、曲として「良い曲」であること。アイドルとしてのキャラクターの魅力を生かしつつも、楽曲の良さを徹底して追求している。

     
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