キスマイ舞祭組、ドラマ主演で得るものは? パフォーマンスへの影響を読む

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ドラマや映画などでも活躍の幅を拡げるKis-My-Ft2。

 Kis-My-Ft2の後列メンバーによるユニット・舞祭組が主演を務めるドラマ『平成舞祭組男』(日本テレビ)が10月18日よりスタートし、話題を呼んでいる。

 同ドラマは千賀健永、宮田俊哉、横尾渉、二階堂高嗣の4人が、本人のキャラクターのまま出演し、リストラ寸前の冴えないサラリーマンを好演。Kis-My-Ft2の冠番組『キスマイBUSAIKU!?』で、メンバー自身が考案している小芝居の延長線上にあるような内容となっている。

 舞祭組がドラマで主演を務めることについて、ジャニーズの動向に詳しい佐藤結衣氏は、そのメリットを次のように分析する。

「中居正広さんがプロデュースしたユニットである“舞祭組”は、まさに革新的な手法で、グループの存在感を高めました。これまでKis-My-Ft2は、前列3人と後列4人で圧倒的な“格差”があるグループとしてファンに認知されていましたが、中居さんはそのことを逆手に取り、後列4人を面白おかしく扱うことで、“格差”を“対比”に変えたのです。前列3人が王道のアイドル路線で活躍の幅を広げる一方、後列4人は笑いで自らの価値を高めるーーそういった役割分担が明確になったことで、たがいに魅力を引き出しあえるグループになったのが、今のKis-My-Ft2だと思います。今回のドラマ主演も、舞祭組のやるべきことが明確になっているからこそ生まれたドラマですし、4人のキャラをそのままに活かしているので、より彼らの知名度をあげてくれるはずです。前列メンバーの玉森さんは、来年公開予定の『レインツリーの国』という恋愛映画で主演を務めることが決まっていますが、その対比はKis-My-Ft2を“かっこよさとおもしろさをかね揃えたグループ”として、より幅広い層に認知させていきそうです」

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