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嵐・櫻井翔がラップで表現してきた「本音」とは? 実はハードコアなパンチラインを検証

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松下博夫
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ジャニーズで初めて本格的なラップを導入した櫻井翔。

 嵐の櫻井翔が得意とするラップ=サクラップは、従来のジャニーズのファン層のみならず、ジャパニーズ・ヒップホップ・シーンのラッパーにも一目置かれている。櫻井に自分でリリックを書くことを勧めたというVERBAL、プライベートでも交流があり、ラップについて語り合う仲でもあるライムスターの宇多丸、櫻井がアドバイスを求めることもあるというZeebraなどは、その代表的な人物だろう。

 櫻井がラップに目覚めたのきっかけが、1996年7月7日に日比谷野外音楽堂で開催された伝説的ヒップホップイベント『さんピンCAMP』であることも知られており、彼がいわゆる“ヘッズ”であることが伺える。(参考:嵐・櫻井翔はなぜラッパーになった? その音楽的ルーツを紐解く)そしてそれを裏打ちするように、サクラップにはヒップホップへの敬愛が感じられるリリックも少なくない。

 櫻井の戦闘的な側面が垣間みれる“Rap詞”の魅力を、ヒップホップ的な視点を交えて読み解いてみたい。

田中聖にビーフを仕掛けた!? 「COOL&SOUL」の小気味よさ

そう 俺らがあくまで タイトなパイオニア
ya so cute 二番煎じ

 サクラップの中でも最も有名なパンチラインのひとつで、2006年リリース『ARASHIC』に収録された「COOL&SOUL」の一節。当時はKAT-TUNがメジャーデビューしたばかりで、同じくラップを得意とする田中聖に向けたリリックと言われている。あくまでも自分がジャニーズにおけるラップの先駆者であることを表明するセルフボーストは、今振り返ると清々しいものがある。

アンチ嵐へのアンサー「Anti-Anti」

How many girl did you get?
俺はこんだけ人数いるぜ
たかがアイドル
風情がタイトル奪い取る
最速で奪い取る

 「アイドルのラップなんてダサい」と笑うアンチに対しての痛快なアンサー。「アイドル」という言葉で韻を踏む“Rap詞”は櫻井にしか書けないものであると同時に、とても挑発的だ。アルバム未収録曲だが、『2004 嵐!いざッ、Now Tour!!』などの映像作品で聴くことができる。

自らのスタイル表明する「Hip Pop Boogie」

大卒のアイドルがタイトルを奪い取る
マイク持ちペン持ちタイトルを奪い取る
hip-pop beat yo ステージ上終身雇用

 櫻井が提示するスタイルである、“ヒップポップ”を曲名に冠した一曲。この詞の硬派ぶりは、THA BLUE HERBのBOSSあたりのリリックを彷彿させる。真面目な印象が強い櫻井だが、ラップではアグレッシブな姿勢を露わにする。ハスラー・ラップのように、社会の厳しい現実を歌うわけではないが、櫻井自身がエンタテイメント界でどう戦っているか、そのスタンスを伝えるのがサクラップだ。2008年リリース『Dream "A" live』収録。

     
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