ヒャダインが語る「地下アイドルの強み」とは? カワユシ♥デビュー曲の“新奇性”に迫る

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ヒャダインが地下アイドルに楽曲を提供したと訊き、リアルサウンド編集部はイベント会場へ取材に行った

 ももいろクローバーZや私立恵比寿中学、でんぱ組.incなどへの楽曲提供で、アイドルソングに定評がある音楽クリエイター・ヒャダインこと前山田健一が、新たな試みに挑戦している。

 ネット番組『アイドル黙示録』にて、“地下アイドル界の風雲児”と呼ばれるアイドル事務所 「アリスプロジェクト」の全アイドル達が、総合プロデューサー・古坂大魔王から与えられた厳しい試練に挑戦。そこで勝ち抜いた5人のメンバーからなるユニット・アイドル妖怪カワユシ♥(以下、カワユシ)のメジャーデビュー曲として、ヒャダインはこれまでのアイドルソングとは異なる、斬新な楽曲を提供したというのだ。

 ヒャダインがMCを務める地上波の音楽番組『musicる TV』(テレビ朝日)や、テレビ番組から派生したウェブの生放送番組『musicる マンディ』など、さまざまなメディアで紹介されている今回のプロジェクト。

 いったいなぜヒャダインは、“地下アイドル”に焦点を当てたのか。そしてカワユシのメジャーデビュー曲にはどんな“仕掛け”があるのか。

 11月4日、アリスプロジェクトの常設劇場P.A.R.M.Sにて行われた『musicる マンディ』の公開生放送現場に伺い、ヒャダイン本人にインタビューを行った。

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イベントでは『musicる マンディ』の公開生放送も行っていた

――カワユシのメジャーデビュー曲『カワユシ♥アラワル』は、とても個性的な楽曲ですが、そのテーマは?

ヒャダイン:“いろんな年代の融合”をテーマにしています。冒頭はヒャダイン的なサウンドから始まりますが、Aメロに入るとスピードも曲調もガラリと変わります。メロディーは僕が書いているんですが、アレンジャーを別の方にお願いして、80年代のアイドル・サウンドに仕上げてもらいました。その後、メンバーが自己紹介をするパートがあるのですが、そこは90年代の小室哲哉さんのサウンドを意識しています。Bメロでは2000年代のシェイクスピア・サウンドのような感じにして、サビは2010年代のヒャダイン・サウンドになっています。一曲の中でタイムリープというか、時間旅行ができる感じを意識しました。

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