「武道館」に「新チャンネル開設」コムドットが“ラスト東京ドーム”で実現した夢の続き CDFレポート
2026年7月30日、コムドットが主催するクリエイターの祭典『Creator Dream Fes 2026』(以下、CDF)が開催された。今年で3回目を迎えるCDFだが、東京ドームでの開催は今回が最後となる。
今回は、CDF初出演となるしなこ、竹下☆ぱらだいすもステージに登場。初めてのCDFで2組はどのようなパフォーマンスを見せたのか。そして、“ラスト東京ドーム”でコムドットが宣言した夢とは。会場を埋め尽くしたファンの期待のなかで披露された、ステージの模様を紹介していく。
初出演からサプライズまで 個性あふれるライブステージ
オープニングを飾ったのは、毎年会場を熱狂の渦に巻き込む主催のコムドット。「もしコムドットではなかったら」をテーマに、それぞれが別の世界線の自分へと変身した姿を披露した。ゆうたはグラフィティアーティスト、ひゅうがはプロボクサー、あむぎりはハッカー、ゆうまはサラリーマン、やまとは指揮者となり、それぞれの個性を生かした演出で会場を沸かせた。
やまとの「ラスト東京ドーム、準備はいいか!」という掛け声を合図に、炎と爆発音がステージを彩り、CDFが華々しく開幕。MCのベッキーとボンも登場し、ファン待望のステージが幕を開けた。
そんななか、オープニングトークでゆうまは2日前まで扁桃炎で入院していたことを告白。それでも本番には無事に間に合わせ、「言い訳にしないで、全力でぶちかましたい」と笑顔で意気込みを語り、会場から大きな歓声が送られた。
最初の演目は、やまとによる『CREATORS MAGIC&ILLUSION SHOW』。普段は堂々とした姿を見せるやまとだが、この日ばかりは珍しく緊張した表情を浮かべていた。
まずはトランプマジックに挑戦するも、手元がおぼつかず惜しくも成功ならず。気を取り直してスプーンマジックへと移るが、時間が押していたこともあり、こちらも思うようにはいかなかった。そして、ハプニング続きのまま迎えた最後の大マジック。会場にも「大丈夫か……?」という空気が漂い始める。
果たして、この大一番は成功したのか。その結末は、ぜひ配信で見届けてほしい。
続いてステージに登場したのは、あむぎり。『CREATORS SUPER LIVE』のトップバッターとして会場を盛り上げた。「XYZ」を皮切りに、新曲を含む全4曲を披露。炎が吹き上がり、爆音が響き渡る圧巻の演出のなか、東京ドームのステージを支配する存在感を見せつけた。
そしてここからは、ゲストのクリエイターが続々登場。スカイピースの☆イニ☆(以下、じん)は「また東京ドームに立てて幸せです」と喜びを語り、1曲目の「Order」を披露した。続くパフォーマンスでは、テオくんの伸びやかで爽やかな歌声が会場いっぱいに響き渡る。
ラストは、あむぎりを迎えて「愛も変わらず」を歌唱。曲を終えると、あむぎりはテオくんに「おかえり」と声をかけてハグ。その温かなやりとりに会場は感動に包まれた。
そんな感動の余韻を一変させるように登場したのが、今回CDF初出演となる竹下☆ぱらだいす。120%のエネルギーで、会場を一気にカラフルな世界へと染め上げた。「BluePinkYellow」「派手髪でも出来るばい!」「竹下物語」と立て続けに披露し、三点倒立や組体操など、縦横無尽にステージを駆け回るパフォーマンスで観客を魅了。まさに竹下☆ぱらだいすらしい、全力全開のステージとなった。
その勢いのままバトンを受け取ったのは、しなこ。「しなこワールド」では大バズり中のダンスを披露し、東京ドームをまるで原宿のようなポップでキュートな空間へと変えた。
続いて登場したのは、むくえな。赤いミニドレスにティアラを合わせた、お姫様とアイドルを掛け合わせたようなキュートな衣装で姿を現した。
1曲目の「私が君を好きになって私の全てになっちゃったあの日を」を披露すると、可愛らしいビジュアルとは対照的に、息の合ったキレのあるダンスで観客を魅了。えなは「手が震えてる」と緊張した様子を見せていたものの、その不安を感じさせない堂々としたパフォーマンスで、前回のCDFを上回る完成度の高さを見せつけた。
続いてステージに立ったのは、ゆうた。広い東京ドームのステージに、たったひとりでセンターマイクの前へと歩み出ると、どこか緊張した表情をのぞかせた。
披露したのは、母への感謝をつづった「チャンリカ」。歌唱前には、「シャイを捨てて、感謝を伝えようと思います。この曲を歌うのは、最初で最後にするつもり。母ちゃん、そのつもりで聞いてて」とまっすぐな思いを語り、一言一言を噛みしめるように歌い上げた。
続いて登場したのは、ばんばんざい。昨年から新体制となったぎしとみゆの2人が、新曲「まだ見たことない世界へ」を披露した。息の合ったハーモニーと圧倒的な歌唱力で、会場をしっとりとした空気に包み込む。
そのまま次の楽曲へ……と思った瞬間、元メンバーのるながサプライズで登場。思いがけない再会に会場はどよめきと歓声に包まれた。
3人は肩を寄せ合いながら、ばんばんざいの定番曲「宵花火」を熱唱。涙を浮かべながら歌声を重ねる姿に、多くの観客が胸を打たれた。
続いて登場したのは、セクシーな衣装に身を包んだとうあ。「ARU ARU ARU」から「I am I」へとつなぐメドレーを披露した。
パフォーマンスの途中では上着を脱ぎ、さらに会場を魅了。抜群のスタイルを生かした妖艶なダンスで、大人の色気あふれるステージを作り上げた。
続いて登場したのは、ゆうま。オープニングでは扁桃炎による入院を明かしていたが、その影響をまったく感じさせない力強い歌声を披露した。
「スキマカゼ」を皮切りに、「凡人マイウェイ」「ROOM」と立て続けに披露。さらにラストは、バンドを従えて「火の粉」を熱唱した。
ステージ上で「みんなの隣を歩いていけるようなアーティストになりたい」と語ったゆうま。その言葉通り、安定感のある歌唱と堂々としたパフォーマンスで、会場を魅了した。
会場が雷雨に見舞われるなか、そんな天候を吹き飛ばすように登場したのが、夏を盛り上げる男たち、ESPOIR TRIBE -エスポワール・トライブ-。
「サマデイ」「王☆Summer!!」をタオルを振り回しながら披露すると、ステージを縦横無尽に駆け回り、会場のボルテージを一気に上昇させた。雨をも味方につけるような、夏らしい熱気あふれるパフォーマンスで観客を魅了した。
ライブステージのトリを務めたのは、コムドット。やまとは「歌って上手いとか下手とかじゃないから!」と力強く叫び、会場を沸かせた。
5人は「拝啓、俺たちへ」に続き、新曲「コトダマ」を披露。これまで歩んできた軌跡と、これからへの思いを感じさせるステージで、CDFのライブパートを締めくくった。
新たな挑戦と未来への一歩
【🔴#CDF2026 速報】
コムドット ゆうた、東京ドームにて
ダンスパフォーマンスに初挑戦🎥ABEMAで生配信中!▷https://t.co/RxgTdLRmDd#CreatorDreamFes #コムドット https://t.co/lyzbxM4zlk pic.twitter.com/Pqyc4z9mL6
— Creator Dream Fes 〜produced by Com.〜【公式】 (@CreatorDreamFes) July 30, 2026
後半のステージを彩ったのは、ゆうたとひゅうがによるパフォーマンス。まず登場したのは、ゆうたによるダンスステージ『CREATORS DANCE』。
赤いフードを被り、バックダンサーを従えて激しいダンスを披露すると、会場からは大きな歓声が上がった。さらに途中でキャップを脱ぎ捨てると、雰囲気は一変。スローテンポの楽曲に合わせ、女性ダンサーとの絡みも交えた大人っぽくセクシーなダンスで、普段のゆうたからは想像できない表情を見せつけた。
激しい振り付けから色気あふれるパフォーマンスまで、さまざまな表情を見せながら東京ドームのステージを駆け抜けたゆうた。相当練習を重ねたであろう、本格的なパフォーマンスに、会場は熱狂に包まれた。
ステージ後、ゆうたは「良かった、踊り切れた。体力が心配だった」と安堵の表情を浮かべ、限られた時間のなかで積み重ねた努力を感じさせた。
【🔴#CDF2026 速報】
コムドット ひゅうが
アクロバット満載の殺陣に挑戦!🎥ABEMAで生配信中!▷https://t.co/RxgTdLRmDd#CreatorDreamFes #コムドット pic.twitter.com/eSir5tvKqK
— Creator Dream Fes 〜produced by Com.〜【公式】 (@CreatorDreamFes) July 30, 2026
続いて登場したのは、昨年大きな反響を呼んだひゅうがによる演舞『CREATORS ENBU LEVEL2』。
序盤は刀を持たず、素手でのアクションからスタート。迫力ある動きにくわえアクロバティックな技も織り交ぜ、圧倒的な身体能力を披露した。赤い装束に身を包み、刀を手にした瞬間、ステージの空気は一変。鋭い目力と力強い剣さばきで、観客を物語の世界へと引き込んだ。
今回の演舞では、ただ技を見せるだけではなく、ストーリー性にも注目。かつて敵として対峙した相手から刀を受け取り、今度は共に新たな敵へと立ち向かう――そんな展開が加わることで、物語としての深みが生まれた。
剣さばきはもちろん、細かな表情の変化や鍛え上げられた肉体美、演出面も昨年からさらにパワーアップ。単なる殺陣ではなく、まるで一本の映画や舞台作品を見ているような、壮大なステージとなった。
そして迎えた最後のステージは、『NEXT DREAM』。出演者たちが自身の「夢」を語り、これからの未来へ踏み出すきっかけとなる特別なステージだ。
最初に登場したしなこは、「韓国デビュー」という新たな夢を掲げた。K-POPが大好きだというしなこは、「韓国の子どもたちもしなこワールドに誘っちゃおうかな」と笑顔を見せ、韓国語での楽曲制作や音楽活動への意欲を語った。日本を笑顔にしてきたしなこが、いよいよ世界へ。そんな未来を感じさせる宣言となった。
ゆうまは、ここで宣言ではなく発表をすることに。まずは、2026年12月14日に2枚目のアルバム『向き合おっか』をリリースすること。さらに、2027年2月3日に日本武道館でのライブを開催することを明かした。
そして最後に登場したのは、やまと。自身の書籍『命の燃やし方』が25万部を突破したことを明かし「やったー!」と喜びを爆発させたあと、ある決断を観客に伝えた。
それは、今回のCDFでは「夢を宣言しない」ということ。
「夢なんてあってもなくてもいいと思う」と語ったやまと。「コムドットにとって、夢や目標を掲げて突き進むことは自分たちらしい生き方だった一方で、それだけが正解ではない。夢を持たなくても、自分らしく素晴らしい人生を歩んでいる人はたくさんいる」そんな思いを届けた。
「才能がない人間なんてひとりもいない。自分と向き合うということを諦めないでください」
夢の“宣言”ではなく、“約束”として語られた言葉。自分自身と向き合い、それぞれが自分だけの最高の人生を作っていってほしいというメッセージに、会場には大きな拍手が響いた。
自分たちが作り上げた「夢を掲げる」というステージの概念そのものを、最後にやまと自身が覆した。それは、夢を追い続けてきたコムドットだからこそ伝えられるメッセージのように感じる。
そしてステージの最後には、コムドットから新たな発表も。ゲームチャンネル「コムゲーム」を10月1日から始動することを発表し、東京ドームでの最後のCDFは、未来への新たな一歩を感じさせ、幕を閉じた。