告白前夜に“プチ失恋”連続……恋愛経験ゼロの男子校生「邪魔をしたくない」と涙目に 『今日好き インチョン編』4話

『今日好き インチョン編』4話

 6月15日よりABEMAにて放送中の恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。インチョン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

 以下より、7月6日公開の4話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

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りら、そらと特別な夜デート “今日勝つために生まれてきた”女子に巡ってきたチャンス

 『インチョン編』も終盤戦に突入。2日目も折り返しの夕方を迎え、女子陣がこの後の特別な夜デートの権利をかけて、“ストップウォッチチャレンジ”で感性を研ぎ澄ませる時間となった。

 ルールは簡単。目を瞑って、全員一斉に10秒をカウント。手元のスマートフォンをタップし、最もジャストタイムに近かったメンバーが勝利となる。それぞれ、普段から暇なときにこの遊びをしているという、りら(岡本莉来)。「それはきっと10秒ではない」と言いたくなるのだが、「私の世界の10秒を信じる」と、謎の確信顔を見せるたまき(今井環希)。そして女子でもないのに、このゲームが得意だと名乗り出た、せいたろう(江口惺大郎)。三者三様の自信を覗かせたところで、勝利したのは……りら! そら(宮崎宇宙)を誘い、銀河・惑星・宇宙をテーマにしたデジタルアート施設を訪れることとなった。

『今日、好きになりました。インチョン編』4話より

 りらにしてみれば、今日勝つために生まれてきた。今日勝つために立ち上がった。今日勝つために負け続けた。そう言わんばかりに、とうとうこのときがやってきた。ここまで、ライバル=たまきの後手になり、なかなか活躍の場を作れてこなかったのも事実。間違いなく、勝負どころはここである。スタジオで“恋愛見届け人”を務める中川大輔も分析していた通りで、このデートにそらを連れていくことで、たまきにとって人生で初めての嫉妬心を抱かせ、言い換えればライバルを強化してしまった側面はいなめない。が、もう考えている時間はない。ここからどれだけ、そらの想いを引っ張れるかである。

 実際、りらはこの後、1億点満点にも近い最高の夜デートの様子を届けてくれた。偶然にも、今回のアート施設のテーマは、そらの名前と同じ“宇宙”。そこから、りらの“莉”はジャスミンを意味する漢字で、かわいく、優しく、周囲から愛されるようにーーと、お互いの名前の由来を教え合う時間に。本人たちも語っていた通り、自分のルーツを明かす瞬間は、どうしたって特別な感覚になる。普段のツーショットとは、また違う。相手の大切なものや本質を知るような、ほかにはない深さを感じる時間となった。

 また施設のアトラクション自体も、ふたりで一緒にハートマークを作ると、それが目の前の映像・照明演出にそのまま落とし込まれるといった、とにかく情報量の多いものだった。とはいえやはり、ふたりにとっては“名前の由来”トークの方が印象に残ったのかもしれない。展示をひと通り体験した後、ほっとひと息ついたカフェにて、先ほどの話題に再び花が咲く。

『今日、好きになりました。インチョン編』4話より

 その後の話題は、デート中に撮影したなかで、それぞれの最もお気に入りの1枚を披露しあうというもの。ふたりの会話から、かなりの枚数(本数)の写真や動画を撮影したことがうかがえたが、すでにそらに気持ちを絞っているりらは、この日の夜にカメラロールを眺めてもっと“好き”な想いを育むのだろう。そらもまたこの思い出に目を落としながら、たまきとの間で思い悩む夜を過ごすことになるはず。 

 最後には、りらが自身の抹茶ケーキを「これ、してみてもいい?」と、“あーん”で彼に食べさせ、そらから自然と笑顔がこぼれる。雰囲気もお似合いだし、なによりこの特別なデートの時間を最大限に活用することができた、りら。たとえば、大切な場面で“あーん”を提案し、実行できる。これが昨年度末、番組公開オーディションを勝ち抜き、有言実行で『今日好き』の旅に参加している現場力だ。しかも、そらの気持ちはあえて聞かず、それでいて自身は明日の告白に向かう熱意を必要十分に、決して重たくはならないように伝えきる。これはやはり、1億点満点に近いデートだったとしても過言ではない。

はるか、ゆうな、せいたろう……“追う&追われる”の間で見えてきたプチ失恋の連続

 問題は、残されたメンバーたち。毎回恒例、2日目夜に待ち受けるはバーベキュー。今回の『インチョン編』ではやや雰囲気を変えて、宿泊先でのグランピングに近い半屋外の室内型で開催されたわけだが、場所は変わっても『今日好き』バーベキューはバーベキューにあらず。とにかく全員、意中の相手の一挙手一投足に気を張る展開となった。

 まず話題の軸にしたいのは、はるか(鳥井悠叶)。あのシャイボーイが、先ほどまで訪れていた遊園地にて緊張がすべてほぐれ、びっくりするくらいにはしゃいだという(あまりにはしゃぎすぎたせいか、この場面でのはるかが少しお疲れモードに見えた気も?)。そんな彼も、さすがに察したのだろう。自身の気持ちはやはり、ゆうな(秋元優奈)にあること。それと同時に、想いを寄せてくれているたまきもまた、そらの存在を気にかけていることを。だからこそ、お互いに別々の道を歩む旨を、たまきに提案するに至った。

『今日、好きになりました。インチョン編』4話より

 だが、たまきは振り子ガール。たとえ自身から気持ちが離れても、またすぐに舞い戻ってくる。はるかが初対面のときと同様、自身への興味を薄れさせたことで逆に「私のチャンスはもうない?」と、なんと食い下がってきた。理由は単純明快。先ほどと同じことを記す形となるが、はるかが自身への興味を薄れさせたから。たまきの“好き”の気持ちは、とにかくこの一点から生成され続けている。そうなると、もし仮にはるかに告白し、OKの返事が返ってきたときーーたまきはどうするのだろう。カップル成立=相手から半永久的に興味の視線を注がれることである。この矛盾を、たまきはどう考えているのか聞いてみたくなる。

『今日、好きになりました。インチョン編』4話より

 一方、ゆうなへの気持ちを固めたはずのはるか。だが、ほぼ同じタイミングで、せいたろうとゆうなが隣の席でこんな会話をしているのが耳に入ってきた。ゆうなは、この日のグループ行動でせいたろうと離れ離れに。当時を振り返り「こんなに悲しいってことは、自分の気持ちに気づいたんだなって」「ひとりに、絞った」と、ゆうなの視線が誰に注がれているのか、悲しくも知ることとなってしまった。思わず、“作り笑い”がそのまま形を持ったかのように、形状記憶で目の笑っていない表情を見せてしまう、はるか。もう少し、苦笑いも得意だったらよかったのに。

 この後、はるかに上記の想いを優しく伝えたゆうな。この2日間での思い出を振り返る“あの特有の空気感”を醸し出し、関係性を綺麗にクロージングへと持っていこうとする姿すら見られたほどだ。

『今日、好きになりました。インチョン編』4話より

 そんな時間を終えて、ゆうなは再び“追われる側”から“追う側”に。せいたろうを前にすると、あの手練れ女子ですら「結構……一緒に日本帰りたいです。これは遠回し、に言えてるかな?」と、口元をいじらしく触る照れ屋になってしまうようだ。

 それでも、せいたろうにもまた別の追う相手が……。もはや当初の男子校在学・恋愛経験ゼロのキャラクター補正はどこへやら。追われることにもすっかり慣れ、いまではしゅん(片山駿)&えいた(川﨑瑛太)にターゲットを絞った大人気女子=るる(小森瑠々)を目掛けてアプローチ。『今日好き』の恋はまさに螺旋のよう。誰かが誰かに追われても、誰も報われることはない。ここまでの流れはたとえると、プチ失恋のドミノ倒しのようでもある。

 ただ今回、ひとつだけ明確な形で恋の終わりが見えた。せいたろうは、るるとの会話を通して、「邪魔をしたくない……」と潔く退き、その恋を応援する側に徹することに。あわせて、このバーベキューが終わる頃には、ゆうな&市川妃莉(ひまり)と向き合うことも改めて決意。微かに涙目になりつつも、“男子校生”の肩書をまたひとつ自身から遠ざけ、大きく成長した姿を見せてくれた。

『今日、好きになりました。インチョン編』4話より

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