スマホで楽しむ“新たな狩猟体験” 『モンスターハンターアウトランダーズ』第2回CBTレポート

『モンハンアウトランダーズ』CBTレポート

 カプコンのライセンスを受け、TiMi Studio Groupが開発を手掛けるスマートフォン向けタイトル『モンスターハンターアウトランダーズ』(MHO)。2026年4月29日より第2回クローズドベータテスト(CBT)が開催され、多くのファンがスマートフォンで楽しめる本作ならではの狩猟体験に触れている。

『モンスターハンターアウトランダーズ』 第2回クローズドβテストトレーラー

 筆者もこのテストに参加し、未だ描かれてこなかった未知の島「アイソレシア島」を探索してきた。本稿では実際にプレイして感じた本作の驚きと、これまでのシリーズとは一線を画すプレイフィールについてお伝えしたい。

謎多き島「アイソレシア」に降り立つ リオレイアとの邂逅から始まるサバイバル

 本作の舞台、アイソレシア島に降り立ってまず驚かされるのは、その広大さと地続きの感覚。広大なフィールドをスマートフォンで探索できる点が大きな魅力といえるだろう。

 拠点から一歩外へ出れば、そこには森、砂漠、湿地といった多様な環境がローディングを挟むことなく地続きに広がっており、プレイヤーは自身の足でどこまでも冒険を続けることができる。スマートフォン向けタイトルとして広がりを感じられるフィールドを、手軽に広大なフィールド探索を楽しめる体験。「クエストの舞台」としてではなく、一つの生きている世界として存在するアイソレシア島を探索するワクワク感は、本作の大きな魅力の一つだ。

 プレイヤーは主人公冒険者として、島民や同胞と交流しながらアイソレシア島での生活を始める。まず最初に相対するのは、シリーズでおなじみの雌火竜「リオレイア」。オトモアイルーの「リックス」と力を合わせてこれを退け、仲間と合流したのちに本格的な冒険が幕を開ける。

直感的な操作でつながる、モバイル最適化が進んだ武器アクション

 スマホでアクションゲームを遊ぶ際、誰もが懸念するのが「操作の難しさ」だろう。しかし、本作はその懸念を鮮やかなシステムで解決している。本作には「スターティングモード」と「ハンティングモード」という2つの操作体系が用意されているからだ。

 特に注目したいのがスターティングモード。これは移動や採集をスムーズに行いつつ、狩猟ではタップを連打するだけで武器ごとのコンボが繋がり、回避も直感的に行えるモードである。筆者も試してみたが、大剣の重厚な一撃や、太刀の流れるような連撃が、指先ひとつで驚くほど簡単に繰り出せる。「モンハンは操作が難しそう」と敬遠していた層にとって、これほど頼もしい仕様はないだろう。

 一方で、従来の操作感を楽しみたいプレイヤーには、より詳細なアクションを指定できるハンティングモードが用意されている。どちらのモードでも、モンスターが強力な攻撃を仕掛けてくる際には予兆(体が赤く光るなど)が分かりやすく表示されるため、スマホの小さな画面でも「見てから避ける」という狩りの基本を存分に味わうことができた。くわえて、ワンボタンでモンスターの部位別にロックオンできる機能もあり、「頭部を狙って気絶させる」「邪魔な尻尾を早めに切り落とす」といった戦術も容易に実行可能だ。

 本作では、シリーズファンにはお馴染みの武器種がモバイル向けに最適化された形で実装されている。今回のプレイでは、大剣、太刀、双剣、ランス、弓、ヘビィボウガンといった主要な武器種を確認することができた。

 各武器種には、それぞれ独自の特殊アクションが備わっている。太刀であれば特定のスキルを使用することで「練気ゲージ」をより素早く溜めることができ、そこから一気に強力な気刃斬りへと繋げるダイナミックな立ち回りが可能となっている。また、ヘビィボウガンでは火力の高い高速連射が行えたりと、シリーズらしい狩猟アクションの手応えも感じられる印象だ。

 また、これらの武器はフィールドで採集した素材を用いて、拠点へ帰らずともその場で作成することもできる。広大な舞台において、手持ちの武器を状況に合わせて現地で新調・強化しながら狩りを進める体験は、本作ならではのサバイバルとしての手触りをより強固なものにしている。

「極撃・巧作・支援」が織りなす連携 3つの役割が狩猟の常識を変える

 本作に登場する個性豊かな冒険者たちは、それぞれ「極撃タイプ」「巧作タイプ」「支援タイプ」という3つのタイプに分類されている。単に武器種が異なるだけでなく、役割そのものが明確に定義されている点は、本作のチーム編成における重要な戦略要素だ。

 太刀のミドリなどに代表される「極撃タイプ」は、モンスターの隙やダウン時に爆発的なダメージを叩き出すメインアタッカーだ。一方、双剣のラヤやヘビィボウガンのペペが属する「巧作タイプ」は、武器の個性を加速させて継続的なダメージを与えつつ、フィールド素材から罠などを素早く作り出し戦況をコントロールする万能型である。そして、弓を操るマドレなどの「支援タイプ」は、状態異常の付与や味方の強化、体力回復を担うヒーラー兼バッファーであり、苛烈な攻撃を仕掛ける「融光種」との狩猟においてパーティーの安定感を劇的に向上させる。

 本作では、狩猟中を除いて操作キャラクターを切り替えられるため、タイプ別の強みを活かした柔軟なプレイスタイルが有効だと思われる。自分の好みだけでなく、ターゲットとするモンスターの性質に合わせて最適な冒険者の組み合わせを見つけ出すことも、アイソレシア島での狩猟における大きな楽しみといえるだろう。ソロプレイでも冒険者をNPCとして同行させ、手軽に協力プレイが行える点もありがたい。

手のひらで完結する「極上の狩り」 革新的な操作性が切り拓く、新たな可能性

 狩猟の華である大型モンスターたちも、モバイル版だからといって妥協はない。今回のテストでは、ドスジャグラス、プケプケ、クルルヤック、リオレイアといった『モンハン』シリーズおなじみの面々が登場。リオレイアの滞空からの急降下攻撃や火炎ブレスは、スマホで見てもその迫力に圧倒される。また、スターティングモードとハンティングモードの両方を試してみたが、上述の通り操作方法がスマホ向けに最適化されているため、少なくともCBT中に大きな不満を感じることはなかった。

 さらにアイソレシア島独自の要素として、特殊な環境物質の影響を受けた「融光種」と呼ばれる個体が存在する。通常の個体よりも遥かに攻撃的で、予測不能な挙動を見せる狩猟の駆け引きは、熟練の冒険者であっても手に汗握るものになるだろう。フィールドに設置されたクラフト設備を活用し、罠などをその場で作り出しながら立ち向かうサバイバルアクションは、本作ならではの体験だ。

 『MHO』をプレイして強く感じたのは、スマホ向けに簡略化された作品ではなく、「スマホというデバイスで、いかにモンハンの楽しさを最大化するか」を突き詰めた作品だということだ。グライダーで空を舞い、崖を登り、美しい景色の中でモンスターと対峙する。そのすべてが、通勤中やリビングでのリラックスタイムに、手のひらの中で完結する。

 第2回CBTを経て、本作への期待感は確実に高まっている。クラフトを駆使して広大なフィールド探索を楽しめる要素と、誰にでも門戸を開いた革新的な操作性。この2つが融合したとき、さらに多くの人々を熱狂させることになるだろう。

狩猟文化はスマホでどう変わる? クラフトなど新要素を備えた『モンスターハンターアウトランダーズ』試遊レポート

現在開発中のスマートフォン向けタイトル『モンスターハンターアウトランダーズ』。本記事ではプレイレポートと制作陣に聞いた開発の背景…

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