透明ボディーにLED、空冷ファンまで――背面デザインが楽しいスマホ最新事情

 2026年4月に発売になったZTEのnubiaブランドのゲーミングスマートフォン『Neo 5 GT』は5万2800円というお手頃価格ながらも、ゲーム用のコントロールボタンを側面に備え、さらに本体の発熱を冷やしてくれる回転式の空冷ファンを内蔵している。モバイルゲームユーザーなら次の買い替えの時にぜひ検討するべき製品であり、さらに楽しいギミックも内蔵している。それが背面のライトだ。

背面が光るスマホ、nubia『Neo 5 GT』

空冷ファンとロゴが光る!

 ゲーミングスマートフォンというカテゴリの製品である『Neo 5 GT』は、外観からしてゲーマーを意識したデザインになっている。背面は透明素材におおわれており、カメラ周りには基盤のようなものが見えるし、その右側、本体上部には鷹の目のようなアイコニックなライトが埋め込まれている。さらに右端にはモデル名でもある「GT」ロゴのライトも配置されている。平凡なデザインの一般的なスマートフォンと比べるとこのデザインはひときわ目立つ。当然ながら、装着するケースは透明タイプを選んで、この背面を見せびらかしたいものだ。

サイバー風な背面デザイン

 『Neo 5 GT』を起動すると、標準状態では本体から小さな回転音が聞こえてくる。これは内蔵されている空冷ファンが回転する音だ。超小型の扇風機をスマートフォンの内部に配置し、ゲーム中など本体内部が高熱になったとき、空気を外から取り入れて内部を冷やす構造なのである。5万円台のスマートフォンでこんなギミックを搭載したモデルは今までなかった。本体の右側面を見ると左右の両端にはゲーム用のコントロールボタンがあり、上部側には空気排出用のスリットがあり、その内部にはライトも仕込まれている。このライトはファンの回転に合わせて点滅するのである。

側面から見るとスリット部分が光っている

 『Neo 5 GT』はこのように空冷ファン、さらに背面にある鷹の目のようなアイコンデザイン、そして「GT」のロゴ、それぞれにライトが内蔵されているのだ。それぞれのライトは異なる色、異なる点滅パターンに設定可能だ。

背面の3か所にライトを内蔵

 真っ暗な室内でもこれらライトを光らせておくと、その存在感は絶大だ。ペンライト代わりに自分の『Neo 5 GT』を暗闇で振れば、自分のいる場所を友人などに知らせることもできるだろう。

真っ暗な部屋の中での存在感は高い

 ライティングは設定画面から簡単にコントロールできる。着信時に光らせることはできるものの、特定の人からの着信に特定の色を割り当てる、といった細かい使い分けはできないようだ。それでも本体を裏返しておき、薄暗い部屋などで通知がくれば光で知らせてくれるので、重要な連絡を逃すことはない。

設定項目はそれほど多くなく簡単にカスタマイズできる

 これらのライティングは『Neo 5 GT』を普段使う上で、気分を盛り上げるための効果のようだ。ゲームの特定の操作や効果音に対して点灯パターンを割り当てる、ということもできない。とはいえ裏返しに置いた『Neo 5 GT』が何らかのアクションを受けるたびに様々に光るさまを見ていると、「スマートフォンに何か通知が来ないかな」とNeo 5 GTのことが日々気になってしまうだろう。あえてデジタルデトックスとは反対の方向を向いたスマートフォンとも言え、そうした世界観を好む人も少なくないだろう。

背面が光ることを期待してしまう

ゲーミングPCもゲーミングスマホも光るのが当たり前

 実は光るスマートフォンは『Neo 5 GT』以前からも販売されている。そしてそのほとんどがゲーミング向けのスマートフォンだ。同じZTE/nubiaのゲーミング専用ハイエンドモデル「REDMAGIC」シリーズも、透明なボディーの背面にライトが内蔵されている。ハイスペックなスマートフォンだけに価格も10万円を超えるが、細かいライティングの設定で自分好みのスマートフォンを作り上げることもできるのだ。

元祖・光る背面のREDMAGIC(写真は『REDMAGIC 11 Air』)

 またシャオミが展開する「POCO」シリーズもゲームユーザーをターゲットにしたスマートフォンだ。上位モデルのXシリーズの最新作『POCO X8 Pro』『POCO X8 Pro Max』は、カメラの周りが鮮やかに光る。単調なライトのようで、暗闇で光る2つの円は独特な印象を与えてくれる。

カメラの周りが光る『POCO X8 Pro Max』

 ライティングをさらにゴージャスにしてしまったのが、ASUSのゲーミングスマートフォン「ROG Phone」だ。2025年に発売された『ROG Phone 9 Pro』は、背面に「AniMe Vision(アニメビジョン)」と呼ぶライトを内蔵。これは合計648個(27×19ドット+27×5ドット)のミニLEDライトを埋め込んだもので、通知ではアイコンを表示したり、電池残量ではバッテリーと充電状態までをライトで知らせてくれる。

『ROG Phone 9 Pro』の「AniMe Vision」

 しかもこのドットでミニゲームまで遊べてしまう。表側のメインディスプレイでは高度なゲームを、背面ではレトロゲームを楽しめるのである。

ドット絵のゲームもできる

 「スマホにはケースをつけるから、本体のデザインはなんでもいい」という考えの人もいるだろう。しかしケースも安っぽいものをつけているようでは、なんだか自分のスマートフォンもちょっとくたびれて見えてしまう。最近のスマートフォンは本体の傷もつきにくくなっており、あえて素のまま持ち運び、背面デザインを自慢するというのもありではないだろうか。そういえばデザインに特化したNothingの『Nothing Phone (4a) Pro』も、背面にミニLEDの小型ディスプレイを搭載している。

『Nothing Phone (4a) Pro』の小型ディスプレイ

 ケースなしでスマートフォンを使うのであれば、背面デザインで人には差をつけたいもの。次の1台では、同じような「板」のスマートフォンを卒業して、思いきり光るゲーミングスマホで自分だけの1台を楽しんでみてはいかがだろうか。

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