PS5が大幅値上げでゲーミングPCとの価格差が縮小 家庭用ゲーム機の優位性はどこへ
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが4月2日より、PlayStation 5を始めとするゲームハードの値上げを実施。これを受けて、数年以内の発売が予想されている次世代機のPlayStation 6についても高額化を懸念する声が高まっているようだ。
PS5が過去最大の値上げ、標準モデルは9万7,980円に
PlayStation.Blogの発表によると、PS5(標準モデル)の希望小売価格は9万7,980円に改定。元の価格は7万9,980円だったため、約1万8,000円の値上げということになる。
またPS5 デジタル・エディションとPS5 Proもほぼ同様の値上げ幅で、それぞれ8万9,980円、13万7,980円という価格に改定された。そのほかPlayStation Portal リモートプレーヤーは3万4,980円から3万9,980円へと5,000円の値上げとなっている。
ただし今回の価格改定にはPS5 デジタル・エディション 日本語専用は含まれておらず、従来の5万5,000円から変更されていない。
PS5はこれまで数回にわたって価格が改定されてきたが、そのなかでも今回は最大の値上げ幅なので、衝撃を受ける人が多い様子。ソニーはその理由について、「世界的な厳しい経済環境の変化が長期化」するなかで、「今後も世界中のプレイヤーの皆さんに高品質なゲーム体験を提供し続けるために必要な判断」と説明している。(※1)
昨今のゲーム業界では、AIの爆発的な普及に伴う半導体製品の価格高騰が生じていた。それに加えて現在は中東での軍事衝突が加速している影響で、世界的に原材料の供給不足が懸念されている。ゲームハードの値上げは必然的な流れと言えるだろう。
PS6の価格は「10万円超え」か、海外では1,000ドル説も
そんななかで不安の声が広がっているのが、次世代機となるPS6の価格設定だ。ソニーは今のところPS6の詳細を正式発表していないが、スペック面でPS5よりも進化したハードとなることは予想できる。
そのためSNS上ではPS6の価格について、「10万円を超えそう」「15万くらいするんじゃないか」とPS5以上の値段になることを心配する声が上がっている。
また海外メディア「GamesRadar+」でも、アナリストの分析としてPSやXboxの次世代機が1,000ドル、すなわち日本円にして約159,680円以上になることもあり得るのではないかと予想する記事を掲載していた。(※2)
ゲーミングPCとの競争力をどう維持する
半導体製品の供給不足によるゲーミングPCの高騰が報じられた際には、「家庭用ゲーム機の方がコスパが良い」という風潮が広まっていた。しかし値上げ幅によっては、ゲーミングPCに対する優位性は失われてしまうだろう。
ここで家庭用ゲーム機の競争力を高めるためには、「独占タイトルを増やす」という戦略も考えられる。Nintendo Switchのように、ほかのハードやゲーミングPCではプレイできないゲームを増やすという方向性だ。
PS5発売の頃からなにかと時勢に恵まれないソニーだが、この難局をどう切り抜けるのか。PS6では広くハードを普及させ、家庭用ゲーム機の新たな可能性を見せてくれることを期待したい。
参照
※1 https://blog.ja.playstation.com/2026/03/27/20260327-ps5-price-update-o/
※2 https://www.gamesradar.com/games/ps6-and-xbox-project-helix-will-start-at-a-50-percent-higher-price-than-ps5-and-xbox-series-x-predict-analysts-following-sony-price-hike-and-usd999-is-not-impossible/