プール&鎌倉デートを経て、”一時破局”したカップルの行く末は? 『隣の恋は青く見える』シーズン5最終話

 関係に悩みや迷いを抱えるカップルたちが、お互いの同意のもと“一時的な破局”を選択し、彼氏・彼女がいないフリーの状態で、禁断の“公認浮気”生活を送る恋愛リアリティーショー『隣の恋は青く見える』。参加者たちは20日間の共同生活を通じて、「復縁」「別れ」「新しい恋」という3つの選択の中から、最後の決断を下す。

 2年ぶり、5シーズン目となる『隣の恋は青く見える -Chapter TOKYO-』では、東京の街を舞台に6組のカップルが参加。結婚を考えていたり、マンネリや相手への不満を抱えていたりと、それぞれが異なる悩みを胸に、共同生活に臨む。果たして彼らは、元恋人とよりを戻すのか、それとも新しい恋に進むのか。

 参加者を見守るスタジオ見届け人として、今シーズンより新たに陣内智則、前田敦子、藤田ニコルの3名が加わった。今回は、ついに全員の決断が明らかになった『隣の恋は青く見える -Chapter TOKYO-』最終話を振り返っていく。本編の内容に触れていくため、ご注意いただきたい。

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 最終話の映像は、サヤカのもとへやってくるタカマサから始まる。向かった先はMIYASHITA PARKのプール。シーズン前半のサウナといい、なにかと水場で筋肉を披露するタカマサ。スタジオでは、陣内智則から“水場のタカマサ”といじられる場面も。毎回なにかと場を盛り上げてくれたタカマサを見るのも、この回が最後かと思うと少し寂しい。

 サヤカはダイシロウとの関係について、タカマサに話す。ダイシロウからは、レイナに恋愛感情があるとはっきり言い切られたこと。それでもサヤカは「ダイシロウの中に可能性が1%でもあるなら、私は一緒にいたい」と話す。一方でタカマサに対しては、「タカマサがくれた優しさに嘘はないと思うし、大好きっていう気持ちよりも、ありがとうの気持ちのほうが大きい」と正直に伝えた。好きと感謝は似ているようで違う。サヤカの心は、やはりまだダイシロウに向いているようだ。

 場面は変わり、アイラとアキヨシの鎌倉デートへ。ユマとの関係に区切りがついたアキヨシだが、今後実際に付き合うとしたら、サーファーとしての生活を優先することもあると正直に話す。それに対してアイラは「アイラよりサーフィンでいい」とあっけらかんと返した。「フィーリングがめっちゃ合う」「すごく居心地が良かった」とアイラ。ダイシロウに振られた後、自然体でいられるアキヨシとの時間が、アイラの気持ちを少しずつ動かしていったのだろう。

 そしてタカマサとレイナも、久しぶりに顔を合わせる。「初めてこの生活を通して、浮気する側の気持ちもわかるなと思ったよ」とレイナ。自分が思った以上に、浮気されたダメージを受けていたことに気づいたという。タカマサはそんな自分の行いを、悔い改めたいと伝える。

 しかしレイナが傷ついたのは、浮気されたことだけではなかった。「俺よりももっといい人がいる」と言われたこと。好きだからこそ一緒にいたいのに、その気持ちを否定されたような言葉だったのだろう。タカマサはそれが自信のなさの裏返しだったこと、もう浮気はしないことを誓う。しかしレイナの答えは「自分の心の整理がついたら、私はダイシロウに対して行動できるかな」。タカマサを突き放すような言葉だが、レイナの心も、まだ揺れているようにも見える。

 共同生活19日目。いよいよ最終日が近づいてきた。レイナがポストをのぞくと、2通の手紙が届いていた。もう一つのハウスでも、アイラがポストを確認すると1通。全部で3通……と思いきや、驚いたことに、4通目の手紙が登場する。書いたのはシュウトだった。しかしそれは告白の手紙ではなく、メンバー全員に宛てた感謝の手紙。元カノのアイラへの気持ちに区切りをつけ、告白はしないという決断もまた、シュウトなりの答えだったのだろう。

 告白では、まずアキヨシがアイラを呼び出す。「これからも付き合っていけたらいいなと思う。今日は俺、アイラを連れて一緒に帰りたいと思ってる」。アイラは「自分の素を出せる存在だなって」と惹かれている自分がいることを認め、「私も同じ気持ちで、アッキーのことが好きです」と答えた。アキヨシといるときのアイラは本当に自然体で、2人の相性の良さが伝わってくる。

 続いて、タカマサがレイナを呼び出す。「最初はこの共同生活、楽しみでしかなかった。でも後半になってきて、レイナのインスタの投稿を見るのが辛くて」。これまでのことを謝り、「俺はレイナが他の男といるの嫌やわ」と素直な気持ちを伝えた。浮気を繰り返してきたタカマサだったが、浮気をされる側の痛みを知り、彼自身も変わったのだろう。もう浮気しないと誓うタカマサの言葉には、これまでにない覚悟が感じられた。

 レイナの答えは意外なものだった。「お互いもっといい人がいると思う。だけど、やっぱり幸せにしてあげたいとか、一緒に幸せになりたいのはタカマサだから。またよろしくお願いします」。ダイシロウとは付き合っていなくても仲良くいられる。でもタカマサとは、付き合っているイメージしかできない。異性として好きなのはタカマサだったというのも、色々な人と向き合ったからこそ、見えてきた答えだったのかもしれない。

 一方、ダイシロウはレイナに手紙を書かなかった。届いたのはサヤカからの手紙だ。「ダイシロウに答えを求めることがすごく多くなってしまって、大切にしなければならない部分が見えてなかった。もう一度私と付き合って欲しいです。大好きです」。

 しかしダイシロウは復縁を選ばなかった。「自分が本当にきつい時にサヤカに頼れない。いざ悩んだりする時に、何も考えず助けてって言える人じゃないとダメなんだと思った」。最後まで誤魔化さず、はっきりと気持ちを伝えるダイシロウらしい答えだった。

 サヤカは「ダイシロウもいっぱい考えて出してくれた答えだと思うので」と、その決断を受け入れた。復縁は叶わなかったけれど、次の恋に向かうための大切な気づきを得た20日間だったのだろう。

 藤田ニコルが「復縁するって難しいことだと思ってたので。番組の力ってすごい。日常生活だと気づけない気づきがある」とコメントしていたが、その言葉通り、日常の中で一度別れた相手ともう一度向き合うのは難しいことかもしれない。だからこそ、この共同生活には意味がある。

 新カップル1組、復縁3組。こうして、それぞれが自分の気持ちと向き合い、答えを出した20日間の共同生活は幕を閉じた。復縁を選んだ人も、新しい恋に踏み出した人も、別れを選んだ人も、全員がこの場所で何かを得て旅立っていった。離れてみて初めてわかる大切さや、新しい出会いで見えてくる本当の気持ち。『隣の恋は青く見える -Chapter TOKYO-』は、そんな恋愛のリアルを見せてくれたシーズンだった。

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