科学系YouTuber、“透明人間”になれる光学迷彩を徹底解説 夢のある実験に反響「めっちゃ面白かった」

 2025年11月28日、サイエンスアーティストの市岡元気が自身のYouTubeチャンネルを更新。透明人間になれる光学迷彩について解説した。

 市岡元気はサイエンスアーティストや俳優など、さまざまな活動をしている実験系YouTuber。2019年からスタートしたYouTubeチャンネル「GENKI LABO」では、科学をわかりやすく伝える興味深い実験をしており、2025年12月現在でチャンネル登録者数は108万人を突破している。

 今回投稿された「透明人間になれる!?光学迷彩とは…!」という動画は、まずなぜ透明人間についてから解説。人間が光の反射で物を認識していること、背景に当たっている光を操れば透明人間になれる可能性があることなどを説明していく。

 ここで取り出したのは、中国からネットで買ったという4000円のシートを取り出す。使いやすくするために棒を取り付けて実験開始。たしかに、シートが被さっている部分の体は見えずにうっすら背景だけが見えている。スタッフも「見えない」と確認すると、市岡は「すごいけど、透明人間になっている人は透明かどうかを感じることができない」と答えていた。そして透明人間になれる理由は、シートがレンチキュラーレンズだったためだと解説した。

 よりわかりやすくするために、市岡が監修したサイエンスマジックセット『サイエンスマジック10』に入っている小さいサイズのレンチキュラーレンズを取り出す。画用紙に描かれたカラフルな横線の前にレンチキュラーレンズをかざすと、しっかり横線が見えている。しかし、画用紙とレンズの間にオレンジのペンを上から挿し込むと、ペンだけが消えて横線が見えているという不思議な状態に。縦に透明な筒が並んでいるような状態であるレンチキュラーレンズだと、横線は見えるが縦線は見えないため、上から挿し込んだペンは見えなくなるようだ。

 この性質を活かして、下敷きに透明な細い棒を貼り付けて手作り透明人間装置を作ったり、水を入れた透明なストローで代用できることを紹介したりしていく市岡。そして、レンチキュラーレンズは縦長のレンズが並んでいる状態のため、レンズに対して平行に物を配置すると像が圧縮されてほとんど見えなくなることを利用していると解説していた。さらに4種類のレンズを使って光を操り、“透明装置”を作って実験。

 最後は、“透明マント装置”を使ってサイエンスアーティストのおがちゃんとかくれんぼをしてみることに。上手く隠れた市岡だったが、透明マント装置の大きさが足りず、あっさり見つかってしまっていた。

 そんな同動画には、「めっちゃ勉強になって、めっちゃ面白かったです」「一度は、透明人間になりたいと思ってたからなんか欲しい」「サバゲーで使ったら無敵になれるかな」などのコメントが寄せられていた。

透明人間になれる!?光学迷彩とは…!

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