ニューヨーク&かまいたちが話題の“AIフィギュア化”に挑戦 リアルすぎる仕上がりでさらなるムーブメントに?
いま、AI機能を使って写真に写った人物をフィギュア画像化する「AIフィギュア」が、SNSなどで流行っている。生成AIツールに人物の画像を読み込ませ、背景やポーズなどを指定するだけで、フィギュア化されたリアルな画像を生成できるというものだ。
基本はフィギュアの画像を楽しむ範囲に留まることが多いが、画像を3Dモデル化して3Dプリンターを使うと、リアルなフィギュアを製作することも可能。実際に、芸人のハリウッドザコシショウの3Dフィギュアが販売されているが、今後、芸能人のAIフィギュアがリアルフィギュアになって販売される可能性もあるかもしれない。
AIフィギュアを芸能人自身が実践している様子も、SNSで見られるようになってきた。お笑いコンビのニューヨークは、自身のYouTubeチャンネルで、2025年10月3日に「【AI】芸人をAIでフィギュアにしたら本物のほうがフィギュアみたいだった」という動画を投稿している。
上記動画では、まず屋敷軍団・嶋佐軍団、それぞれ3人の軍団員をAIフィギュア化。AIフィギュア画像を初めて見た2人は「めっちゃいいやん!」「でも実物(の画像)のほうがフィギュアっぽくない?」など、爆笑しながら軽快につっこむ。また、屋敷と嶋佐のフィギュア画像も作ったところ、屋敷については「一番再現度高いんじゃない?」「一番特徴捉えてんじゃん」と満足げな様子であった。動画の最後には「(本物の)フィギュア化してくれる方を募集しましょう」という話になり、嶋佐も「単純に自分のフィギュアがほしい」と意欲的な様子を見せた。
お笑いコンビのかまいたちも、同じく自身のYouTubeチャンネルで、2人のAIフィギュア画像を作る動画を投稿している(2025年10月7日公開の「【フィギュア化】かまいたちでGeminiを使ってフィギュア化してみたら何故か炎上覚悟の言い争いに発展!」)。
実際にAIフィギュア画像を見ると、濱家も思わず「これほんまに注文したら、これが来るの?」と勘違いするほどの精巧さ。「すごいやん」「(フィギュアの)箱もやって(作って)くれるのもいいね」「丸坊主の山内のフィギュアはいらんやろ」など、感心しながら、終始楽しむ2人であった。フィギュア画像は専用のアプリでモーションもつけられるが、山内は「それはもうフィギュアでもなんでもないやん」と、ツッコミを入れた。
なお、こうした流行の一方で、AIフィギュア画像のなかには企業ロゴなどの登録商標が記載されているケースもあり、一部問題にもなっている。実際、2025年9月16日に、バンダイが、生成AIを用いてコーポレートシンボルやブランドロゴなどの登録商標が記載されたフィギュアについて、著作権侵害等に該当する可能性があると注意喚起している。
(参考:https://www.bandai.co.jp/press/2025/250916.php)
今回紹介した動画はいずれも楽しいもので、関心を持った人も多そうだが、著作権侵害や商標権侵害などに注意しつつ、今後のAIフィギュアの流れに注目していきたい。