芸術系YouTuber、「白だけ」で絵を描くチャレンジに反響 完成度の高さに視聴者「才能が異次元」
10月7日、芸術に関するコンテンツを投稿しているYouTuber「アートゥーン! / Artoone!」がチャンネルを更新。白だけで絵を描くというチャレンジを行い、その結果に視聴者から賞賛の声が寄せられている。
「アートゥーン! / Artoone!」は、東京藝術大学にゆかりのある8人のメンバーによって結成されたクリエイター集団。「芸術をもっと身近に」をコンセプトにしており、美術や音楽に関するコンテンツをおもに投稿している。芸術の面白さや奥深さについて動画で学べることが魅力で、2025年10月現在の登録者は11.2万人だ。
今回の動画では、さまざまな材料を使って白だけで絵を描くことにチャレンジ。紙や絵の具の他にも、マスキングテープやラモスという建築模型用品など、全部で126個の材料を用意している。
チャレンジを行ったのは東京藝術大学大学院デザイン専攻の林と小松﨑の2人。テーマは食べ物で、林はラーメン、小松﨑は牡蠣を描いている。早速、小松﨑が水彩の白鉛筆を使って白地に書いてみると、全く色が乗らず不安な様子を見せていた。前途多難なスタートだったが、なるべく色の濃い白を探しながら輪郭を描いていく。
構図にも工夫を凝らしており、小松﨑は「白しか使えないから、牡蠣の殻の外側が見えない構図で描かなきゃいけない」とポイントを話していた。また、ぼんやりとした雰囲気を避けるために、真っ白の横にできるだけ暗い色を置いてコントラストをつけている。
さらに、銀シールを使って牡蠣に光沢を出したり、サテンのリボンを貼って殻の影を出したりなど工夫が積み込まれていた。ラーメンを描いていた林も、ストーンマチエールというざらついた質感の画材で絵に立体感を演出。最終的に、2人とも白い材料だけを使って完成度の高い絵を完成させている。
コメント欄では「濃い白ってワード、日常で聞かないワードすぎる」「絵を描くってこんなにいろいろできるんだ!っておもしろかった」「才能が異次元すぎて、神々の遊び過ぎる」などの反応が寄せられていた。
白い材料だけで絵を描けるという事実とその完成度の高さに、視聴者から驚きの反応が多数届けられている。「アートゥーン!(Artoone!)」では、これまでにも黄色や緑色のみで絵を描くといったチャレンジを行っており、見事な絵を完成させていた。「芸術をもっと身近に」というコンセプトのとおり、美術や音楽を学んだ人でなくても楽しめることが本チャンネルの特徴。過去には、藝大生が本気で夏休みのポスターを作る企画や「藝大生による狂気のチョコ作り」と題した動画も投稿されており、思わず心を引かれてしまう視聴者も多い。また、メンバーそれぞれの個性も魅力なので、気になる方はぜひチャンネルをチェックしてみてはいかがだろうか。