「国を守りたい」軍隊を夢見る少女にくるまはどう反応する?『世界の果てに、くるま置いてきた』3話
『世界の果てに、〇〇置いてきた』シリーズの第3弾『世界の果てに、くるま置いてきた』の第3回が10月5日放送された。
ふたたび東出昌大のシーンから始まるも、本編ではまったく持って登場しなかった第3回。SNSでくるまも発信しているが、いかに編集がギリギリのスケジュールで進んでいるかがなんとなく伝わってくる。それともこのカットを3回目に持ってくるというのは、後ほどの発言や行動の伏線の1つであるのだろうか。個人的に気になっているポイントである。
前回配信された第2回では特に寄り道することもせず、1発で首都のダッカを目指したくるま。そして、そこでお酒を飲みたいと現地の人に聞いて回る。どうやらバングラデシュ、イスラム教の国であるがゆえにお酒は禁止されていると言いつつ、外国人が飲むことはOKなのだそうだ。そして、聞いて回るも、ホテルはほかのお客様の迷惑になるからとの理由で撮影NG。そこで路頭に迷っていたところ、現地の人が「エラムってお店でお酒が呑めるよ」とコメント。これを聞き、くるまは彼の家族と一緒にごはんを食べることにした。
しかし、秘密の場所感あふれるお酒の飲める場所には女性と子どもは入ることすらできないとのこと。それゆえ、まずは道路を挟んで向かい側にある高級料理店で食事をすることに。メニューはどうやらバングラデシュ風の中華料理が中心のようなのだが、その味はなかなかの様子。M!LKの“イイじゃん”を彷彿とさせるポーズで「モジャ(最高)」を連発するなど、陽気な様子を見せていた。
そんなごはんの席で、彼らの子どもに「将来は何になりたいの?」と聞くと、間髪入れずに「軍隊!」と答える少女。これにはくるま驚きを隠せない。しかし、彼女が「国を守りたい」とまっすぐな目で語る姿に両親はというと「彼女の夢なら応援する。学費が高いため、いまは一生懸命稼いでいる」と話すのであった。
一家との団欒を過ごした後で、くるまは念願のアルコールの在処へ。そこで、念願の缶ビールを頼むのだが、なぜかくるまは「悔しいけど、バイクに跨って飲んだモジョコーラの方が美味しい」と一言。あれほど、求めていたのにも関わらず、手に入れたらあっさりと思っていた感想ではない言葉が浮かぶと言うのは、どんな状況下にあっても“あるある”なのかもしれないと思わされた。
そこから翌日、この旅で初めて、ゆっくりと街を回ることに。そこで、前の日、地元民に勧められた港へ行き、船に乗るとブリガンガ川という名前のガンジス川とつながった大きな河川に出くわす。これにはくるまも感動。改めて、バングラデシュは河川の国であると誇らしそうに語る地元民の言葉を聞き、そのありがたみを噛み締めていた。
しかし、この間、旅の動向をしているスタッフはくるまになにかを隠している様子。また、何度か流れる「くるまさんは何を考えているのか」と言った意味のボイスレコーダーにこぼした本音が気になる。この旅、順調に見えているが、もしかしてそうではない?冒頭の東出のシーンと合わせて、今後の展開も見逃せなさそうだ。