体重100キロ超えの人のレンタルサービス“デブカリ”エースが語る強さ「自分のことをお姫様だと思わないと」

 番組の後半では、男女問わず体重100キロ以上の人をレンタルできるサービス“デブカリ”に密着。なかでも、圧倒的ナンバーワンの人気を誇るえみっくすさん(155センチ・110キロ)は、“叱ってくれる恋愛相談”で女性たちから厚い支持を集めている。「自分のことをお姫様だと思わないと」などポジティブなアドバイスを送る彼女だが、自身の体型に悩み、葛藤を抱えていた時期もあった。

 北海道出身のえみっくすさんは、カントリー娘。に憧れてローカルアイドルの養成所に通っていた過去がある。しかし、大学卒業後は一旦夢を諦めて、IT企業のシステムエンジニアとして働き始めた。その職場で、激務によるストレスから食に走るようになり、47キロだった体重は102キロに。「太っている人を見ても、自分は可愛いからこの人とは別」と思っていたようだが、次第に「“モテ”が薄らいできた」と感じるようになった。

 そんな彼女の転機となったのは、ライブ配信だ。太っていることを売りにして配信を始めたところ、あっという間にサラリーマンくらいの収入を得るように。そこから4年後には、新時代を生き抜く女性を発掘するオーディション『ミスiD』でアイドル賞を受賞した。

 これらの経験から、体型をひとつの強みにできたと感じたえみっくすさんは、「太ってても可愛いみたいな。嫌悪感を抱かない子が増えたら、デブ嫌いだって言う人も減っていくと思う。そういう力になりたい。デブ業界を牛耳りたい!」と語る。悩みの種だった体型を武器に変えたいま、彼女は同じような葛藤を抱える人たちに希望を与える存在になっている。

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