魔裟斗、“92歳トライアスロン鉄人”の肉体と精神に驚愕 動画視聴者からも称賛の声続々「ただただ尊敬」
元K-1世界王者の魔裟斗のYouTubeチャンネルが9月26日に更新。92歳のトライアスロンの鉄人と共演した。
このたび公開された「92歳のトライアスロン鉄人に自転車で追いつけませんでした」と題した動画の冒頭で、魔裟斗は千葉・館山の海岸にいた。すると、92歳のトライアスロン鉄人・稲田弘さんが海から泳いでやってきた。
稲田さんはアイアンマン世界選手権の最高齢完走記録(当時85歳 ギネス世界記録)を持つ。アイアンマンレース(Ironman Race)はスイム(3.8km)・バイク(180km)・ラン(42.195km)の合計約226kmのタイムを競う。魔裟斗は稲田さんを目の前にし「それを完走したんですか? スゴいですね! これはまさに鉄人ですね」と驚いていた。
なんと今年もオーストラリアのケアンズで行われた大会に参加し完走を果たしたという。70.3マイル(113km)のハーフではあったのもの、魔裟斗は「すごいなぁ! 92歳で……」と感心しっ放しだ。なお、これも世界初の記録だそうだ。魔裟斗の撮影クルーは先日ケアンズを訪れたそうだが、その際、タクシーに乗車したところ運転手に「お前、稲田さん知ってるか? 超やばいおじいちゃんがいるぞ」と言われたという。世界にその名・その偉大な記録が轟いている。
魔裟斗が「何でそんなに元気なんですか?」とシンプルに聞くと、稲田さんは「食べるのは人に負けない。肉(豚肉・鶏肉)はもちろん食べますけど、朝に。夜はね、魚をメインに」「動くにはタンパク質が必要だから。肉が多いですよ」と答えた。
そして魔裟斗は稲田さんと一緒にバイクで走ることに。稲田さんのスピードが早くて、魔裟斗はなかなか追いつけない。「このスピードで100kmとか走っちゃうわけでしょう。マジ早いな…ついていくのが大変だよ」と驚いていた。
それからランを1kmほど行うことに。魔裟斗も言っていたが、92歳とは到底思えない足取りで、しっかりと道のりを進めていく。
走り終えて魔裟斗がチャレンジを続ける理由について問うと、稲田さんは「それはやっぱり出たいからですよ。応援も1番年寄りということで、注目されるでしょう。大勢の人が声援を送ってくれるんで、『声援に応えられた』という喜び、地響きするくらいの大声援が起こるのでもう一度、それを味わってみたいという気持ちがある」と話していた。稲田さんは100歳まで現役を目指しているという。
当たり前だが、年齢を重ねると体は老いていく。以前は出来ていたことが、気づいたら出来なくなっているなんてこともあるだろう。しかし稲田さんを見ていると“言い訳なんかしていちゃいけないんだな……”というポジティブな気持ちがもらえる。まずは自分の出来る範囲で体を鍛えるなど、基礎的なことが大切なんだと気づかせてくれる。
今回の動画を観て、稲田さんの姿勢に刺激された視聴者も多かったようで「92歳でアイアンマン完走は本当に信じられない。この歳になっても挑戦しようと思う気持ちと、若者でもハードであろう鍛錬をずっと続けていることに、ただただ尊敬」「稲田さんの『心の強さ』に尊敬しかありません。『老い』というものは抗えば何ぼでも遠ざける事が出来るという素晴らしいお手本です」「強い人ほど謙虚、あこがれる!」といった称賛の声がコメント欄に寄せられている。